大陽日酸尼崎総合耐圧検査場に太陽光発電システムを導入
電力をグリーン化して、年間最大 51tのCO2排出削減量を見込む
大陽日酸は、2022年7月に竣工した尼崎総合耐圧検査場において動力のグリーン化を目的に、自家消費型太陽光発電システムを導入した。
大陽日酸グループは、事業活動全般における環境負荷低減に努めており、事業基盤を担うガス生産工場におけるエネルギー原単位の削減、ガス輸送用タンクローリーの輸送効率化、事業所等における省エネルギーの実現、再生可能エネルギーの利用拡大などを推進している。また、地球環境保全に寄与する製品を開発、市場に提案することで、事業活動を通じた地球環境改善への貢献をめざしている。
このグループ取り組み方針に基づき、今回同社尼崎総合耐圧検査場に自家消費型太陽光発電システムを導入した。同検査場で必要となる電力をグリーン化することで、CO2排出削減量は年間最大 51tを見込んでおり、顧客へより環境価値の高いサービスを提供する。
大陽日酸での自家消費型太陽光発電システムの導入は、生産活動や研究開発を担う事業所に続き本件が3例目となる。本件はオンサイトPPA モデル※を採用した初の事例で、今後は本事業をモデルケースとし、再生可能エネルギーに関する知見と実績をグループ各拠点に展開し、さらにはステークホルダーへと積極的に発信していくことで、サステナブルな成長と企業価値のさらなる向上をめざす。
(※)需要家が提供する敷地・屋根等に発電事業者が発電システムを設置し、需要家が発電事業者から電力を購入する契約形態のこと。PPAは Power Purchase Agreement(電力購入契約)の略。