小池酸素工業 2023年3月期第2四半期連結決算
主需要先である建設業界・産業機械業界の産業ガス需要が回復
小池酸素工業の2023年3月期第2四半期連結決算は、売上高229億2300万円(前年同期比16.6%増)、営業利益13億8400万円(同132.4%増)、経常利益17億0100万円(同79.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益10億2100万円(同192.9%増)となった。通期の業績予想と配当金予想に変更はない。
グループの主需要先である建設業界・産業機械業界の市況は好調に推移したものの、造船業界では鋼材価格の上昇が重荷となり回復に鈍化がみられた。
セグメント別の業績
機械装置
オンリーワン技術のDBCファイバーレーザー切断機について、従来のラインアップに加え、7月開催の2022国際ウェルディングショーで、新型高出力18KW-DBC「FIBERTEX Zero 18000- DBC」を発表した。また、国内・海外市場の顧客の省エネルギーニーズや課題を解決する製品群の営業活動を強化したことにより、売上高は増加した。売上高は90億円(前年同期比43.2%増)、セグメント利益は9億3100万円(同365.1%増)
高圧ガス
産業ガス分野では、主需要先である建設業界・産業機械業界の需要が回復するとともに、新規拡販活動に注力し、医療分野で、酸素濃縮器のレンタルが引き続き好調に推移するとともに、営業活動の強化によりCPAPのレンタル、ディスポーザル吸引器の販売が好調に推移し、売上高は増加した。売上高は93億1600万円(前年同期比3.8%増)、セグメント利益は7億5900万円(同1.4%増)
溶接機材
鉄骨用溶接ロボット装置や溶接材料・アポロコックなどの消費財の販売が堅調に推移し、売上高は増加した。売上高は42億3100万円(前年同期比1.2%増)、セグメント利益は2億9800万円(同16.8%増)。
その他
光ファイバー向けヘリウム回収精製装置等の販売に注力したことにより、売上高は増加した。売上高は3億7400万円(前年同期比81.9%増)、セグメント利益は8400万円(同430.2%増)。