Nippon Gases がベルギーでグリーン水素製造プロジェクトに参画
ゼルザーテで2.5MW電解装置、貯蔵設備、水素充填ステーションを建設、運営
日本酸素ホールディングスの欧州事業会社 Nippon Gases Euro-Holding S.L.U.(本社:スペイン マドリード、エドアルド・ギル・エレホステ社長、以下Nippon Gases)は、ベルギーで初めてのグリーン水素プロジェクトとして Terranova nv(本社:ベルギー)、Luminus(本社:ベルギー)と共に、グリーン水素を製造する合弁会社Terranova Hydrogen NV(本社:ベルギー ゼルザーテ、フランク・ルーテン社長)を設立した。
Nippon Gases のベルギー事業会社である Nippon Gases Belgium と Terranova、Luminus の 3社で合弁会社を設立し、ベルギーのゼルザーテでグリーン水素製造プラント(2.5MW の電解装置、貯蔵設備、水素充填ステーション)を建設し、運営する。
このプロジェクトは、フランダース水素ビジョンの一環として進められ、グリーン水素はベルギー ゼルザーテのTerranova の拠点において、太陽光発電や陸上風力発電によるグリーン電力を使って製造される。再生可能エネルギーによるグリーン水素の製造、供給はベルギーでは初めて。製造開始は 2025 年初頭を予定する。また今後5MW まで設備を拡張する計画も検討する。
Nippon Gases は、このプロジェクトにおいて生産されるグリーン水素を既存の顧客に販売するとともに、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、エネルギー転換需要などの新たなグリーン水素需要も捉える。
日本酸素ホールディングスグループは、2026 年 3 月期を最終年度とする中期経営計画「NS Vision 2026」において、重点戦略の一つに「カーボンニュートラル社会に向けた新事業の探求」を掲げており、カーボンニュートラル社会実現への貢献を通じて、グループの成長をめざす。