大陽日酸、Rapidus IIM-1 ガスサプライヤーに選定
Rapidus構内に「大陽日酸 千歳ガスセンター(仮称)」を開設
大陽日酸は、Rapidus 株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小池 淳義、以下「Rapidus」)が北海道千歳市に新たに建設する次世代半導体工場 IIM(*1)-1 パイロットライン向けのガス関連設備工事の設計施工者、および IIM‐1 のパイロットラインで使用されるバルクガス(*2)の供給者に選定されたと発表した。今後、ガス関連機器の設置や工事施工を行うとともに、同社構内に「大陽日酸 千歳ガスセンター(仮称)」を開設し高品質なガスを供給する。
日本の主要企業 8 社(*3)が出資し、次世代半導体の量産化を目指すRapidus は、自動運転やAI など、次世代の産業に欠かせない 2nm(ナノメートル)の最先端半導体の量産基盤構築を目指している。Rapidus は、2025 年にパイロットライン、2020 年代後半に量産ラインを立ち上げる計画。
大陽日酸は、次世代半導体の量産化を目指す本プロジェクトに参画することで、半導体産業の発展に貢献するとともに、事業の拡大・企業価値向上を目指すとしている。
*1 Innovative Integration for Manufacturing
*2 窒素ガス、酸素ガス、アルゴンガス、炭酸ガス、ヘリウムガス、水素ガス
*3 キオクシア株式会社、ソニーグループ株式会社、ソフトバンク株式会社、株式会社デンソー、トヨタ自動車株式会社、日本電気株式会社、日本電信電話株式会社、株式会社三菱 UFJ 銀行
工事の概要
- 工事名称:Rapidus IIM-1 パイロットライン向けガス関連設備工事
- 工事場所:北海道千歳市美々758 番 62
- 発注者:Rapidus 株式会社
- 設計者:大陽日酸株式会社
- 施工者:大陽日酸株式会社
- 工期:2024 年 7 月~2026 年 5 月(予定)
バルクガス供給の概要
- 供給方法:Rapidus 構内に「大陽日酸 千歳ガスセンター(仮称)」を建設し、各種ガス製造装置および液化ガス貯槽を設置し、高品質なガスを供給
- 発注者:Rapidus 株式会社
- 時期:千歳ガスセンター竣工 2024 年 11 月(予定)