トリケミカル研究所が、山梨県南アルプス市とグリーンパートナー協定締結

2025年に南アルプス市に新生産拠点を設置

 トリケミカル研究所は2023年8月29日、山梨県南アルプス市とグリーンパートナー協定を締結するとともに、生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せる「ネイチャーポジティブ」の実現に向けた取り組みを推進することを宣言した。

トリケミカル研究所と南アルプス市のグリーンパートナー協定締結式
トリケミカル研究所と南アルプス市のグリーンパートナー協定締結式

 トリケミカル研究所は、現在南アルプス市に新たな生産拠点(南アルプス事業所)の設置を計画しており、2025 年の稼働を目指している。

 今回のグリーンパートナー協定は、ユネスコエコパーク(※)の理念に基づき、南アルプスユネスコエコパークにおける保全機能・学術的研究支援機能・経済と社会の発展機能について、南アルプス市と相互に連携を図り、持続可能な社会の実現に寄与することを目的としている。

 具体的な実施活動は次のとおり。

  1. 生物多様性の保全に関すること
  2. 持続可能な発展のための調査、研究、教育・研修に関すること
  3. 自然環境の保全と調和した持続可能な発展を実現する取組みに関すること
  4. 子どもたちが、南アルプス市の魅力に気づき「ふるさと」を愛し、誇りに思う心を育む取組みに関すること
  5. ネイチャーポジティブの取組みに関すること

 協定の締結と同時に南アルプス市とトリケミカル研究所との連名でネイチャーポジティブの実現に向けた取り組みを推進することを宣言した。

※ユネスコエコパーク:『Biosphere Reserve:生物圏保存地域(日本名:ユネスコエコパーク)』は国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の「人間と生物圏(MAB)計画」によって認定された生態系保護区。ここでは、生物多様性の保全と豊かな人間生活との調和及び持続的発展を実現するために、科学的研究やモニタリング、教育や研修、能力開発、参加型経営などが行われている。