ハマイ 2023年12月期第3四半期連結決算
高圧ガスバルブ・ガス関連設備機器部門、半導体関連業種向けバルブ需要低迷で減収
ハマイの2023年12月期第3四半期連結決算は、売上高78億1300万円(前年同期比3.6%減)、営業利益6億2100万円(同8.3%減)、経常利益7億1700万円(同7.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益6億6000万円(同13.6%増)だった。直近公表の通期連結業績予想と年間配当金予想に変更は無い。
主力商品のLPG容器用バルブ部門の売上高は、家庭用容器用バルブの需要が低迷している中、自動車用及びバルク用の需要増や製品値上げの浸透もあり、前年同期比増収となった。配管用バルブ部門の売上高は、半導体製造装置設備向け及びその他装置向け需要が引き続き好調であることに加えて製品値上げの浸透もあり、前年同期比増収。
高圧ガスバルブ・ガス関連設備機器部門は、年初より半導体関連業種向けバルブ需要低迷の影響を引き続き受け、前年同期比減収となった。また、黄銅削り粉の売上高は取扱量の減少に伴い減収だった。
収益面では、主要な原材料である黄銅材等の材料価格の高騰に対応した製品販売価格の改定を行った一方、減収の影響や活動制限緩和に伴う各種費用増加の影響などがあった。親会社株主に帰属する四半期純利益は、固定資産と投資有価証券の一部整理に伴う売却益を計上した。セグメント別の業績は次のとおり。
バルブ事業
LPG容器用バルブ部門は売上高32億4千9百万円(前年同期比1.0%増)、配管用バルブ部門は売上高17億6百万円(前年同期比12.1%増)、高圧ガスバルブ・ガス関連設備機器部門は売上高15億3千3百万円(前年同期比15.9%減)、その他売上高は8億9千1百万円(前年同期比19.9%減)となり、売上高は73億8千万円(前年同期比3.8%減)、営業利益は3億3千6百万円(前年同期比14.5%減)。