ハマイ 2023年12月期第2四半期連結決算

高圧ガスバルブ・ガス関連設備機器部門の売上高は17.1%減

 ハマイの2023年12月期第2四半期連結決算は、売上高54億3000万円(前年同期比0.7%増)、営業利益5億1300万円(同7.7%増)、経常利益5億9500万円(同2.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益5億1100万円(同13.4%増)だった。直近公表の通期連結業績予想と年間配当金予想に変更は無い。

 主力商品のLPG容器用バルブ部門の売上高は、自動車バルブ、バルク向けバルブの需要増加、および様々なコストアップに対応した製品価格の改定の浸透により、前年同期比増収となった。配管用バルブ部門の売上高も、半導体製造装置設備向け需要が堅調であること、および製品価格の改定の浸透で、前年同期比増収。高圧ガスバルブ・ガス関連設備機器部門の売上高は、半導体関連業種向けバルブの需要低迷を受け前年同期比減収となった。また、黄銅削り粉の売上高は取扱量の減少に伴い減収となった。

 収益面では、上記の各種バルブの需要増もあり、総じて効率的な生産活動が行えたこと、様々な原価低減活動を実施したこと、および主要な原材料である黄銅材等の材料価格の高騰に対応した製品の販売価格の改定を実施したことにより増益となった。セグメント別の業績は次のとおり。

バルブ事業

 LPG容器用バルブ部門の売上高22億5千万円(前年同期比11.7%増)、配管用バルブ部門の売上高11億4千6百万円(前年同期比14.1%増)、高圧ガスバルブ・ガス関連設備機器部門は売上高10億8千6百万円(前年同期比17.1%減)、その他売上高は6億5千8百万円(前年同期比14.9%減)で、バルブ事業の売上高は51億4千1百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益は3億2千7百万円(前年同期比12.4%増)となった。