KHKが第1回「水素等規格委員会」と第1回「水電解装置分科会」を開催

「水電解装置に関する技術基準案」と「電解セルスタックに関する技術基準案」を議論

 高圧ガス保安協会(KHK) は、 水素及び水素化合物並びに二酸化炭素 (CCS に関するものに限る)に関連するKHKS などの技術基準を作成するため「水素等規格委員会」を設置し、2024年4月17日に第1回委員会を開催した。また、2024年4月26日には、第1回水電解装置分科会を開催した。

 KHK は、第213回国会(通常国会)に提出された水素社会推進法案及び CCS事業法案が成立した場合に、その後速やかに水素等を安全に利活用できるようにしていくため、2024年3月19日に水素等規格委員会を設置した。同委員会では、KHKS などの技術基準を作成するための調査審議を行い、水素及び水素化合物(アンモニア、合成メタン等) 並びに二酸化炭素(CCS に関するものに限る)の取扱い、これらに係る設備等に関連する KHKS などを対象とし、その基準整備の必要性が生じてきている水電解装置や、液化水素大型貯槽、CCS 関連などの分野について対応する。

 4月17日に開催した第1回水素等規格委員会では、水電解装置分科会の設置が可決され、これを受けて同26日に開催した第1回分科会では、①水電解装置に関する技術基準案及び②電解セルスタックに関する技術基準案について議論を行った。

 今後、同分科会では、水電解装置の安全な利用のため、 ISO や ASME規格などとの国際調和を前提に、高圧ガス保安法、電気事業法、ガス事業法などの適用法規に関わらず幅広く活用できる水電解装置の基準案(KHKS 案)を検討していく予定。

高圧ガス保安協会 水素等規格委員会

https://www.khk.or.jp/technical_standards/sc_h2/h2_s_committee.html