「COP29ジャパン・パビリオン」で、次世代高圧ガス容器「CubiTan」活用のスマートガスネットワーク構想を紹介
在庫管理や受発注対応、配送状況の把握、配送ルート最適化など、スマートな流通網の実現
八千代エンジニヤリング株式会社(本店:東京都台東区、高橋 努 代表取締役社長執行役員)と株式会社Atomis(兵庫県神戸市、浅利 大介 代表取締役CEO、以下「Atomis」)は、2024年11月11日~22日にアゼルバイジャン共和国・バクーで開催される国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)のサイドイベントとして環境庁が主催する「COP29ジャパン・パビリオン」のバーチャル展示で、次世代高圧ガス容器CubiTan®を活用したスマートガスネットワーク構想の実現に向けた取り組みを紹介する。
COP29ジャパン・パビリオンは、日本の気候変動対策の長期目標である「2050年ネットゼロ」の実現と、世界の脱炭素化や気候変動適応を支える技術・製品・サービスを発信するための展示・イベントブースで、バーチャル展示はオンライン上での開催だが、現地パビリオン内に設置する端末でもスマートガスネットワークの紹介動画が流れる。(「COP29ジャパン・パビリオン バーチャル展示サイト」https://jprsi.go.jp/ja/member/115)
CubiTan®は、「コンパクト・軽量・スマート(IoT)」を特徴とした次世代高圧ガス容器で、高圧ガス流通における運搬・コスト面における課題解決のため開発された。容器に強化プラスチックを採用することで、コンパクト化・軽量化を実現、キューブ型の形状は積載を可能としたことで運搬の効率向上に寄与する。従来の高圧ガスボンベを小型化させるためにはガスをより高圧で充填する必要があるが、CubiTan®では、ガス吸着材としてPCP/MOFを内蔵することで圧力を上げることなく貯蔵することに成功した。これらの特徴に加えてIoTシステムを組み込むことで、在庫管理や受発注の対応、配送状況の把握、配送ルートの最適化など、スマートな流通網の実現を目指す。
スマートガスネットワークは、パイプラインによらずにガスが配給され、IoTデバイスを通じてその利用状況が遠隔でモニタリング・管理される。CubiTan®を活用することで「配送の最適・省資源化」や「残容量把握による利用者の利便性向上」などに貢献できるとしている。
COP29 ジャパン・パビリオン 開催概要
- 実地展示期間:2024年11月11日(月)~22日(金)
- 実地展示会場:Baku Stadium (323, Heydar Aliyev Avenue, Baku 1040, Azerbaijan)
- バーチャル展示期間:2024年10月初旬~12月末(予定)
- バーチャル展示会場:環境インフラ海外展開プラットフォーム(JPRSI)ウェブサイト https://jprsi.go.jp/ja/cop29/showcase