帝人 2026年3月期第2四半期連結決算(IFRS)
検査数増加に伴う新規処方件数の拡大でCPAPレンタル台数は増加
帝人の2026年3月期第2四半期連結決算(IFRS)は、売上収益4510億4300万円(前年同期比11.1%減)、事業利益130億4200万円(同30.0%減)、営業損失540億8200万円の赤字(前年同期は476億8500万円の赤字)、親会社の所有者に帰属する中間損失548億3500万円の赤字(前年同期は533億6100万円の赤字)だった。マテリアルセグメントの炭素繊維事業における販売量の見直しやその他セグメントの持分法適用会社の株式譲渡契約締結に伴う持分法損益の減少、アラミド事業における固定資産の減損損失の計上等により、直近公表の通期連結業績予想について、事業利益250億円(前回予想350億円)、営業利益50億円(同200億円)、親会社株主に帰属する当期損失100億円の赤字(前回予想は120億円の黒字)へ下方修正した。年間配当金予想に変更は無い。
在宅医療を含むヘルスケアセグメントの売上収益は683億5600万円(前年同期比1.4%減)、事業利益70億6400万円(同31.2%増)。検査数増加に伴う新規処方件数の拡大によりCPAPレンタル台数は増加、固定費削減効果の発現等により増益となった。一方で、CPAPの新機台投入に伴う償却費や消耗品使用量の増加に伴いコストは増加した。

