新コスモス電機、NDIR式ガスセンサ搭載の吸引式ガス検知器『PD-12IIR』を発売

防爆対応、酸素が少ない環境や常時ガス雰囲気下でも安定して検知できる非分散赤外線式センサを搭載

 新コスモス電機は、ロングセラーの濃度表示機能付ガス検知部「KD-12IIシリーズ/PD-12IIシリーズ」のラインナップを強化し、吸引式の新モデル「PD-12IIR」を2026年4月24日から発売する。

 濃度表示機能付きで小型・軽量、防爆構造を実現した「KD-12シリーズ(2008年3月発売)」、「PD-12シリーズ(2012年4月発売)」は、石油化学工場や自動車工場、発電所など多くの現場で採用されており、KD-12は拡散式、PD-12は吸引式という用途に応じた検知方式で、多様な現場ニーズに応えてきた。
 2026年4月、KD-12/PD-12シリーズを最新の防爆構造規格に適合させるため、一部構造を改良し、シリーズ名称を「KD-12IIシリーズ」「PD-12IIシリーズ」としてリニューアルし、「KD-12IIシリーズ」は全てのラインナップで水素・アセチレン防爆対応*となった。(*「PD-12IIシリーズ」は前シリーズ同様水素防爆対応)
 可燃性ガス検知に用いられてきた接触燃焼式や熱線型半導体式センサは、酸素が不足する環境や常時ガス雰囲気下では正確に検知できないという課題があり、こうした環境でも安定して検知できる製品ニーズに応えるため、新コスモス電機では非分散赤外線式(NDIR式)ガスセンサ搭載モデルのラインナップ拡充を進めてきた。
 今回開発した「PD-12IIR」は、NDIR式ガスセンサを搭載した吸引式のメタン用ガス検知部で、NDIR式はガスの赤外線吸収特性を利用して種類と濃度を検出するため、酸素が少ない環境や常時ガス雰囲気下でも安定して検知できる。また、被毒性ガスによる性能低下が少ないため、過酷な環境での長期使用に適する。吸引式であるため設置場所の自由度が高く、配管や天井の高い現場などでも有効に活用できる。さらにNDIR式の吸引式ガス検知部については、これまで非防爆構造品のみの取り扱いだったが、「PD-12IIR」は初めて防爆構造に対応した。

新製品「PD-12IIR」の特長

  1. 非分散赤外線式(NDIR式)センサ採用で、酸素の少ない環境や被毒性ガスが存在する環境でもメタンの安定測定が可能
  2. 吸引式のガス検知部で、取り付け位置の自由度が高く、配管や高天井などへの対応が容易
  3. 濃度・警報表示機能付きで現場でもガス濃度や警報状態が一目でわかり、作業員の安全確保に役立つ
  4. 磁気スティックによる調整方式で、メンテナンスが簡単
  • 検知対象ガス:メタン
  • 販売対象:ガス貯蔵施設、ガスパイプライン、発電所、船舶、各種プラント等
  • 標準価格:400,000円~(税込価格:440,000円~)
  • 初年度販売目標:100点