ガスワングループ、ホールディングス体制に伴い組織再編

2024年9月1日付、持株会社に株式会社ガスワンホールディングス

 サイサンを基幹とするGas One(ガスワン)グループは、2024年9月1日付で株式会社ガスワンホールディングス*(以下、ガスワンHD)を持株会社としたホールディングス体制に伴い、組織再編を実施する。サイサンの事業を分割し、一部地域販売会社を新設・事業移管する。また、併せてガスワンHD社にグループ全体を統括するコンプライアンス本部とグループ戦略本部を設置し、グループガバナンスの強化を図る。

 また、現在、東北支店が担当する新潟県地域を、ホールディングス体制による組織再編に伴い、9月より「株式会社ガスワン北関東」が担当する。対応の営業所には変更はない。

*旧社名 株式会社サイサンホールディングスを商号変更

Gas Oneグループ 組織図
会社名会社情報
株式会社ガスワン東北所在地: 宮城県仙台市宮城野区中野字神明130
代表者: 西口 泰之
資本金: 1,000万円
株式会社ガスワン北関東所在地: 栃木県宇都宮市宮の内4-189
代表者: 田村 亮太
資本金: 1,000万円
株式会社ガスワン埼玉所在地(本店):埼玉県さいたま市大宮区桜木町一丁目11番地5
所在地(本社):埼玉県上尾市平方領々家639
代表者: 柳 英実
資本金: 1,000万円
株式会社ガスワン南関東所在地: 東京都葛飾区奥戸四丁目18番18号
代表者: 菊池 豊
資本金: 1,000万円

主な事業内容(各社共通)

  1. ガスエネルギー(家庭用)供給および販売
  2. 省エネルギーESCO事業
  3. LPガスの集団供給設備設計施工
  4. 各種石油製品の販売
  5. 住宅設備機器の販売・設計施工「リフォーム・ワン」
  6. 都市ガス事業 

など

     

    サイサンがアフリカ・ルワンダでLPガス合弁会社「ジブ ガスワン」を設立

    川本社長「環境に優しい、新しいエネルギー源としてLPガスを普及」

     Gas One(ガスワン)グループのサイサンは、アフリカ・ルワンダ共和国で、現地パートナー会社であるJibu Corporate(RW)Limited(以下、Jibu)と合弁となるLPガス販売会社を設立した。現地合弁会社の名称は「Jibu Gas One Limited(ジブ ガスワン)」、事業所は首都キガリ市に開設した。

    Jibu Gas One社屋

     2024年5月1日には、現地のホテル・ミル・コリンズにて開所式が行われ、サイサンの川本武彦 代表取締役社長は「ルワンダでのLPガス消費量は年間約42,000トン、90%以上の家庭で薪、木炭などを使用しています。政府は2024年までにこの比率を40%まで減らすことを目標としており、私たちは、環境に優しい、新しいエネルギー源としてのLPガスの普及に努め、ルワンダ国民皆さまの健康と生活向上に貢献できることを願っております」と挨拶した。

    開所式

     パートナー会社であるJibu社は、米国Jibu Inc(持株会社)のルワンダ現地法人で、アフリカ各国での飲料水の販売事業を行っている。現在はルワンダ以外に、ウガンダ、ケニア、コンゴ、ガーナにおいて現地法人営業を展開し、タンザニア、ザンビア、ブルンジではフランチャイズでの飲料水販売を行う。

     飲料水事業はLPガス事業との親和性が高く、既存の細かな販売ネットワークを活用したマーケティングは、小規模な事業所の多店舗展開に適しているため、スピーディーな出店計画が可能となり、短期間でのシェア拡大が可能としている。各フランチャイズ事業者、直営店に充填施設を導入し、ユーザーが欲しい、買いたい数量での販売を行う。それにより今までLPガスを購入できなかった顧客への販売も可能になる。

     サイサンでは、GDP成長率が150%を超えるなど、急成長を遂げているアフリカの地で、同社が創業100周年を迎える2045年に向け、世界でNo.1のエネルギー小売り会社になることを目標とする「The Gas One Vision 2045」達成のため、引き続き邁進するとしている。

    Jibu Gas One Limited 会社概要

    • 企業名:Jibu Gas One Limited
    • 所在地:KG684, No.58 Agasaro Village, Kamutwa Cell, Kacyiru Sector,Gasabo District, Kigali City, Rwanda
    • 代表者:代表取締役社長 松下幸之助
    • 事業内容:
      • 家庭用、商業用、産業用LPガス販売
      • LPガス充填所運営
      • LPガス配管システムやバルク供給などのノウハウ提供をベースとした技術サービス、関連機器販売

    「Gas One アリーナ牧之原」(牧之原市多目的体育館)で落成記念式典

    サイサンがネーミングライツ・パートナー契約を締結

     サイサンが、ネーミングライツに係る基本協定を締結する「Gas One アリーナ牧之原」(牧之原市多目的体育館)の落成記念式典が、2024年4月20日(土)に行われ、サイサンの川本武彦代表取締役社長を含め、地域・各業界関係者、約150名が参列した。式典終了後には、内覧会が行われ、式典参列者らが建設担当者の説明を受けながら、体育館内を見学した。

    体育館全景

     サイサンは、2023年5月26日に静岡県牧之原市と「牧之原市多目的体育館」のネーミングライツ・パートナー契約を締結しており、ブランド名である「Gas One」を使用した「Gas One アリーナ牧之原」となった。

     「Gas One アリーナ牧之原」は今後、5月1日の一般利用開始に先立ち、4月27日にオープニングイベント、28日・29日にプレオープン(無料開放)の予定。

    牧之原市ホームページURL
    https://www.city.makinohara.shizuoka.jp/soshiki/34/47293.html

    「株式会社セキサン」(岡山県)がGas Oneグループ入り

    Gas Oneグループ国内36都道府県目へ進出

     Gas One(ガスワン)グループを率いるサイサンは2024年3月21日、岡山県津山市に本社を置く株式会社セキサンの発行済株式を取得、同社はGas Oneグループ入りした。グループとして岡山県への進出はこれが初となり、国内36都道府県目。

    (左から)野浦 篤 セキサン代表取締役専務 、川本 知彦 サイサン代表取締役副社長 、苅田 裕也 セキサン代表取締役社長 、早瀬 芳憲 セキサン専務取締役

     サイサンは、2003年に「Gas One」のブランド展開を開始し、今年で21年目になる。Gas Oneグループとして、当初は東日本エリアを中心に事業展開を進めてきたが、近年では西日本エリアへの進出を活発化。これまで、兵庫県(株式会社しき島ガスワン)と広島県(橋本燃料株式会社)の間が空白エリアだった。今後は近接エリア同士でのシナジーや物流網での合理化を図ると共に、引き続き、安定供給と規模拡大に努める。

    株式会社セキサンの概要

    社屋外観
    • 所在地:岡山県津山市林田町8-1
    • 代表者:代表取締役社長 苅田 裕也
    • 設立:1962年4月
    • 事業内容:LPガス販売、高圧ガス販売、石油製品販売他

    Gas Oneグループ、新入社員55名を迎え「入社式」を開催

    サイサン45名、東京ガスファーストエナジー3名、いちたかガスワン4名、鬼怒川ガス1名、常磐共同ガス1名、熱海ガス1名が入社

     サイサンを基幹とするGas One(ガスワン)グループは2024年4月1日、埼玉県さいたま市のサイサン本社で「2024年度 Gas Oneグループ 入社式」を開催した。本年度は、55名(内訳:サイサン45名、東京ガスファーストエナジー3名、いちたかガスワン4名、鬼怒川ガス1名、常磐共同ガス1名、熱海ガス1名)が入社した。

     サイサングループの川本武彦代表は、「当グループでは、『お客さま第一主義』という理念を共有している。さらに、創業以来『変わるより変わらないリスクのほうがはるかに大きい』として、チャレンジ精神を大切にしてきた。社員同士が“厳しく仲良く”切磋琢磨しながら、創業100周年となる2045年に向かって邁進していることを理解していただきたい。これから一緒に頑張りましょう。」と、メッセージを贈った。

    川本武彦 代表の挨拶

     その後、新入社員代表としてサイサンの川口智史氏が、「新入社員一同は、新社会人としてこのGas Oneグループの一員になれたことを誇りに思います。そして、私たちをこれまで見守り続けてくれた家族に感謝します。Gas Oneグループは、変化を恐れず、新しいサービスの展開や営業エリア拡大など日々成長を続けており、新入社員の私たちは身が引き締まる思いです。この気持ちを力に変え、『我が国を含め、アジア・太平洋地域において“総合エネルギー・生活関連事業”でリーディング企業になる』という、創業100周年ビジョンに貢献できるよう、ここにいる同期とともに、切磋琢磨し全力で精進してまいります」と、答辞を述べた。

     入社式の後は、パレスホテル大宮にて懇親会を開催し、新入社員はGas Oneグループ幹部や家族とともに会食や記念撮影をし、交流を深めた。

     新入社員は4月19日までグループ合同での研修を受け、その後各部門での実務研修を経て、5月13日から各部門・事業所に本配属となる。

    サイサンと大京社員が共同で、老人ホームへLPガス発電機を寄贈

    Gas One(ガスワン)グループが推進する地域貢献

     サイサン京都営業所、京丹波営業所とグループ会社の大京株式会社、並びに協力業者の社員は、2024年2月27日(火)、有料老人ホーム「二軒茶屋翔裕館」(京都市左京区:以下、翔裕館)へ、防災向け低圧LPガス発電機を寄贈した。サイサンが基幹となるGas One(ガスワン)グループが推進する地域貢献の一環として、社員らが毎月続けてきた積立てが一定額に達したことで実現した。

    (左から)サイサン 笹原所長、大京 福富課長、翔裕舘 松山副施設長、サンガジャパン 山本取締役

     社員らを代表して、サイサン京丹波営業所の笹原徹也所長と大京の福富学課長から、翔裕館の運営会社である株式会社サンガジャパン(さいたま市大宮区)の山本政男取締役と松山玉姫副施設長へ、矢崎エナジーシステム製低圧LPガス発電機(EU15iGP一式)が手渡された。

     山本取締役は「昨今、災害が続く中、非常時に電気が使えるのは心強く大変ありがたい」と述べ、災害に強いLPガスの特性を高く評価した。

    愛知県のLPガス事業者、(株)よしや商店がGas Oneグループ入り

    エネワンでんきが発行済株式を取得

     サイサングループと中部電力ミライズの合弁会社、株式会社エネワンでんき(東京都千代田区、吉澤正人 代表取締役社長)は、2023年12月13日付で、愛知県弥富市に本社を置く株式会社よしや商店の発行済株式を取得し、よしや商店はGas Oneグループ入りした。

     エネワンでんきは、東海3県でLPガス事業を展開しており、愛知県内で3拠点目(名古屋市中川区、瀬戸市、弥富市)となるよしや商店を迎え入れることで、県内全域をLPガス販売の商圏とする。エネワンでんきの営業部門とも連携した顧客の新規獲得や、電力とウォーターワン(宅配水)のセット販売を進める。

     さらに、今後はグループ間でのシナジーや物流網での合理化を図ると共に、安定供給と規模拡大に努める。エネワンでんきでは、エネルギー自由化の流れの中で、同じ志を持つLPガス事業者と幅広い分野での事業提携を進め、引き続き、LPガス事業の規模の拡大に取り組み、地域社会の発展に寄与するとしている。

    株式会社よしや商店の概要

    • 所在地:愛知県弥富市前ヶ須町南本田435-1
    • 代表者:代表取締役 久保良史郎
    • 事業内容:LPガス小売、ガス機器販売

    発足から25周年「第50回 Gas One 21世紀クラブ」を開催

    記念講演としてパネルディスカッションを実施

     サイサンの販売店・若手経営者で組織された「第50回 Gas One 21世紀クラブ」が、会員20名の参加の下、10月6日(金)にサイサン本社で開催された。

    「第50回 Gas One 21世紀クラブ」

     発足時より会員の自主運営を基幹とし、毎年春・秋の2回、研修会を実施している。今回の研修会は発足から25周年の記念開催となり、各地区から会員が参加した。

     今回の経営者研修(講義)では、「省令改正における料金透明化」について、現状の把握と方向性を鈴木崇也LPガス直売部直売課課長が講演した。また、50回目の記念講演として、初代会長である有限会社松本商店の松本 光 代表取締役社長と、創設メンバーである根本 昇氏、北澤 寛和氏、寺島 繁氏の4名を招聘し、パネルディスカッションを実施した。

     パネルディスカッションでは、過去の動画や画像に合わせて、①21世紀クラブ創設に当たっての秘話や会長決定までのエピソード、②会の活動内容についての振り返り、③成功実例報告、④現会員へメッセージ、の4部構成で行われ、現会員へのメッセージとして「何事にも果敢に挑戦する姿勢」、「失敗を恐れずに立ち向かうことの重要性」が力説された。

    パネラー4名

    Gas Oneグループ、新入社員61名を迎え「入社式」を開催

    サイサン47名、東京ガスファーストエナジー7名、いちたかガスワン6名、栃木ガス1名が入社

     サイサンを基軸とするGas Oneグループは2023年4月1日(土)、サイサン本社8階で、「令和5年度 Gas Oneグループ 入社式」を開催した。

    懇親会での集合写真

     本年度は、新入社員61名(サイサン47名、東京ガスファーストエナジー7名、いちたかガスワン6名、栃木ガス1名)が入社した。

     川本武彦Gas Oneグループ代表は、「Gas Oneグループは2045年に創業100周年を迎えるにあたり、『わが国を含めアジア・太平洋地域において総合エネルギー・生活関連事業でリーディング企業になる』というビジョンを掲げております。22年後には皆さんが最前線で働いている時期だと思います。是非皆さんと一緒に走っていきたい」と、熱いメッセージを贈った。

    川本武彦グループ代表の挨拶

     その後、新入社員代表の柏木雄介氏が、創業100周年を迎える2045年には社業の中心を担う存在になれるよう全力で努力することを誓い、答辞を述べた。

     入社式の後は、パレスホテル大宮で懇親会を開催し、新入社員はGas Oneグループ幹部や家族とともに会食や記念撮影をし、交流を深めた。

     新入社員は4月21日までグループ合同での研修を受け、その後各部門での実務研修を経て、5月15日から各部門・事業所に本配属となる予定。

    サイサンが山形県山形市に(株)蔵王温泉ガスを設立、Gas Oneグループに加入

    コミュニティガス事業で全国有数の単位消費量

     サイサンは、2023年1月1日に山形県山形市に本社を置く株式会社蔵王温泉ガスを設立し、同社はGas Oneグループ入りした。これにより、山形県内4拠点(山形市、南陽市、村山市、山辺町)となり、グループ間でのシナジーや物流網での合理化を図ると共に、安定供給と規模拡大に努める。

     蔵王温泉ガスは、「地域密着、蔵王温泉地域の繋がりを大事に」を理念とし、コミュニティガス事業を主とした家庭用・業務用LPガス・灯油の販売や、住宅設備機器販売を通じて、地域の発展に貢献する。

     コミュニティガス事業においては、Gas Oneグループ内のみならず、全国有数(※サイサン調べ)の単位消費量となる。

     今後はGas Oneグループで蓄積した経営資源とノウハウを活用し、総合エネルギー事業者として発展を期す。加えて、サイサンの営業部門とも連携を図り、エネワンでんき・ウォーターワン等も積極的に提案し、新規獲得やセット販売に努め、Gas Oneブランドの浸透も図る。

    株式会社蔵王温泉ガスの概要

    • 所在地:山形県山形市蔵王温泉681−1
    • 代表者:代表取締役 青木 大輔(あおき だいすけ)
    • 事業内容:LPガス・灯油の販売、住宅設備機器の販売

    サイサン、福岡営業所を開設

    国内34都道府県へ展開

     サイサンは10月14日、新たに福岡営業所(福岡市中央区 所長 吉浦勝義)を開設した。福岡県への進出はこれが初となり、Gas Oneグループは国内34都道府県への展開となる。

     国内では、Gas Oneグループとして、関東を中心に北海道・東北・関西・沖縄、九州、四国の徳島県、北陸は石川県にLPG事業所を出店している。九州エリアは、佐賀県武雄市に九州支店武雄営業所を置く。

     開所式で川本武彦社長は、「2003年7月にGas Oneブランドを発進し、東日本エリアを中心に事業展開を進めてきた。近年では、中部・関西・九州・四国を含め西日本エリアにも進出してきた。先日は青森県に初進出したところである。九州エリアにおいては、3年前に佐賀県に進出しており、福岡営業所は2つ目の営業所となる。これによりGas Oneグループは、国内34都道府県への展開となった。皆さんのお力添えを頂くことで、さらなる事業発展を目指していきたいと考えている」と、挨拶した。

    【福岡営業所 概要】

    株式会社サイサン 九州支店 福岡営業所
    福岡県福岡市中央区荒戸一丁目11番10号サンシティ大濠公園204号室
    電話番号: 092-781-5811

    ガスワンラオス社がLPガス充填所開所式を実施

    ペイゴーエナジー社のスマートメーター(Pay as you goモデル)利用も視野

     Gas Oneグループの「Gas One Lao Co., Ltd.(ガスワンラオス社)」は2022年9月2日、ラオス国の首都ビエンチャンのCrown Plaza Vientianeホテルにて、LPガス充填所開所式を実施した。

     同社は2019年4月に株式会社サイサン(さいたま市大宮区 代表取締役社長 川本武彦:以下、サイサン)がラオス国で設立したLPガス事業会社で、今回完成したLPガス充填所は、同国での更なる事業の拡大を目指すために建設していたもの。

     充填所の所在地は、サイセタ特別経済開発工業団地(約1万平米の敷地面積)で、施設内容としては、50トンのLPガス貯槽一基、バルクローリー用充填施設とシリンダー充填棟となる。

    新規開所したLPガス充填所
    充填所(タンク)
    LPガス充填所(空撮)

     式典には、日本国特命全権大使小林賢一氏、商工省副大臣ドアンサワン氏や技術通信省副大臣シムマラーウオン氏を主賓とし、その他約100名が出席した。サイサンからは川本知彦代表取締役副社長が出席し、グループを代表してのスピーチを行った。

    (左から)合弁パートナーAMZ社アリワン・シータラ氏、商工省副大臣ドウアンサワン氏、技術通信副大臣シムマラーウオン氏、日本国大使小林賢一氏、サイサン川本知彦副社長
    スピーチするサイサン川本知彦副社長

     サイサンの海外事業は9か国10拠点で展開しており、ラオス国においても、より豊かで便利な生活様式への改善の一助となるべく事業展開を行っている。サイサンが出資するペイゴーエナジー社のスマートメーター(Pay as you goモデル)を利用することも視野に入れており、日本基準の高い技術力を生かし、ラオス国民の生活向上に貢献するとしている。

    Gas Oneグループ「株式会社エネワンでんき」設立式

     サイサン(さいたま市大宮区 代表取締役社長:川本武彦 以下、サイサン)を基軸とするGas Oneグループの新会社、株式会社エネワンでんき(東京都千代田区 代表取締役:吉澤正人 以下、エネワンでんき)は、6月1日(水)の会社発足に伴い、同日、本社にて設立式を行った。

     サイサンは、6月1日(水)に自社の小売電気事業を分割し、新会社「株式会社エネワンでんき」を設立した。当日は川本武彦サイサン代表取締役社長をはじめ、中部電力ミライズ株式会社(以下、中電ミライズ)から鈴木秀和リビング営業第1部長など、現地・オンライン出席含め合計19名が出席した。

     今後、8 月1 日に、株式会社いちたかガスワン(北海道札幌市 代表取締役社長:佐藤勝治 以下、いちたかガスワン)が自らの小売電気事業をエネワンでんきに承継し、同日に、中電ミライズおよびいちたかガスワンが、エネワンでんきの株式をサイサンからそれぞれ取得することになる。

     設立式では、サイサンの川本武彦社長と中電ミライズの鈴木秀和部長から挨拶があり、エネワンでんき設立を祝した。

    株式会社サイサン 川本武彦代表取締役社長

     その後、吉澤代表取締役から「エネワンでんきは、Gas Oneグループ、中部電力ミライズグループと連携し、両者の強みを活かしながら、全国のご家庭のお客さまに電気を安定的に提供する。また、中部エリアのお客さまにはLPガスも届ける。エネワンでんきは、暮らしを便利で豊かにするサービスをお届けする『お客さまにとって最も身近なホーム・エネルギーパートナー』を目指す」と、抱負が述べられた。

    株式会社エネワンでんき 吉澤正人代表取締役

     また、エネワンでんきの拠点となる、いちたかガスワン、格安電力(大阪府大阪市)、坊ちゃん電力(愛媛県松山市)、エネワンサービスセンター(埼玉県上尾市)とそれぞれオンラインで繋いだ各拠点の紹介があり、最後にだるま目入れをし、閉会となった。

    (右から)川本知彦 サイサン副社長、川本武彦 サイサン社長、吉澤正人 エネワンでんき社長、鈴木秀和 中電ミライズリビング営業第1部長
    だるまの目入れ

    令和4年度「Gas One グループ入社式」を開催

     サイサンを基軸企業とする「Gas Oneグループ」は4月1日(金)、埼玉県さいたま市のサイサン本社8階で、「令和4年度 Gas One グループ入社式」行った。

     本年度は、新入社員79名(サイサン57名、東京ガスファーストエナジー9名、いちたかガスワン6名、熱海ガス3名、常磐共同ガス2名、橋本燃料2名)が入社した。

     Gas Oneグループの川本武彦代表は「Gas Oneグループは2045年に創業100周年を迎えるにあたり、『わが国を含めアジア・太平洋地域において総合エネルギー・生活関連事業でリーディング企業になる』というビジョンを掲げております。23年後、皆さんが社業の中心を担う幹部社員になり、Gas Oneグループを盛り上げてくれることを大いに期待しております。またこのような状況の中で、ここに社員として入社したことは、ご家族に支えがあってのことと改めて思い出し、“感謝”を伝えてください」と新入社員にメッセージを贈った。

    サイサン、国内各地で「カーボンオフセットLPガス」販売・供給開始

     ガスワングループの基軸となるサイサンは、株式会社ジャパンガスエナジー(東京都千代田区 代表取締役社長 大浜健:以下、JGE)から「カーボンオフセットLPガス」を購入し、販売店や業務用ユーザー、グループ会社へ2021年12月より随時販売・供給を開始した。

     今回、JGEから購入した「カーボンオフセットLPガス」は、海外の民間セクターのVCS(Verified Carbon Standard)が認証したカーボンクレジットで、LPガスの燃焼の際に発生する温室効果ガスをオフセット(相殺)する。

     販売・供給先は業務用のみで、山梨県を除くすべての地域でサイサンとグループ各社の供給が初となった(サイサン調べ)。2022年1月7日現在で、23都道県、約170地点に供給開始している。

    各都道県における契約第1号物件

     今回の供給先の中には、「日本クラシックホテルの会」加盟の「日光金谷ホテル」や「万平ホテル」といったその地域でランドマークとなる施設がある。また、公共施設では佐賀県で、武雄総合庁舎をはじめとした11施設42地点などもある。

     グループ会社の常磐共同ガス(福島県いわき市 代表取締役社長 小野寺 智勇)は、福島県のプロサッカークラブ「いわきFC」を運営する株式会社いわきスポーツクラブのクラブ施設への供給を開始した。

     ガスワングループは、「Gas Oneグループ カーボンニュートラルへの挑戦!」を今期(2021/9~2022/8)のスローガンに掲げており、「2050年にカーボンニュートラルの実現」を目指すことが政府目標とされる中、ガスワングループは2050年を5年前倒しし、創業100周年となる2045年にカーボンニュートラルの実現を目指す。

     サイサンの故川本宜彦会長が残した「一番風呂に浸かれ」という言葉が同社にはあり、このチャレンジ精神を社員一同で受け継ぎ、エネルギー供給事業者の使命として、時代に即したエネルギーを提供するため、「カーボンオフセットLPガス」普及を推進する。

    ガスワングループ カーボンニュートラルロゴ

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