エア・ウォーター、トミイチ全株式を会社分割で北海道エア・ウォーター・アグリに承継

 エア・ウォーターは、6月3日開催の取締役会において、2021 年 7 月 14 日を効力発生日として、完全子会社で青果物卸・冷凍食品加工販売を行う株式会社トミイチ(以下、トミイチ)の全株式(A 種類株式 5,000 株、以下、本株式)を会社分割(吸収分割)により、エア・ウォーターの完全子会社である北海道エア・ウォーター・アグリ株式会社(以下、北海道 AW アグリ)に承継させること(以下、本会社分割)を決議し、6月3日付で吸収分割契約を締結した。

 エア・ウォーターグループが展開する農業・食品事業の発展と農産加工品の原料調達力を高めるため、北海道での農産事業(農産物の栽培、調達、選果、物流、販売)を北海道 AW アグリに集約する。

トミイチの概要(2021 年 3 月 31 日現在)

  • 名称:株式会社トミイチ
  • 所在地:北海道旭川市永山北一条十丁目 13 番 5 号
  • 代表者の役職・氏名:代表取締役社長 山田 薫
  • 事業内容:青果物卸並びに凍菜加工販売
  • 資本金:50 百万円
  • 売上収益;8,370 百万円(2021 年 3 月期)
  • 営業利益:162 百万円(2021 年 3 月期)

※1 売上収益及び営業利益は国際会計基準による数値。

※2 本会社分割により、エア・ウォーターが保有するトミイチの株式全部が北海道 AW アグリに承継されるため、本会社分割の効力発生日である 2021 年 7 月 14 日(予定)をもって、トミイチはエア・ウォーターの孫会社となる。

エア・ウォーター北海道が発足

 北海道エア・ウォーターは10月1日、社名を「エア・ウォーター北海道株式会社」へと変更した。エア・ウォーターが独自の経営戦略として進めてきた地域事業会社構想を強化・発展させるため、これまで全国8か所に配置した地域事業会社を3社に統合し、新たなスタートを切るもの。

統合の概要

  1. 北海道エア・ウォーター株式会社を、「エア・ウォーター北海道株式会社」とする。
  2. 関東エア・ウォーター株式会社を存続会社として、東北エア・ウォーター株式会社、甲信越エア・ウォーター株式会社、中部エア・ウォーター株式会社を統合し、「エア・ウォーター東日本株式会社」とする。
  3. 近畿エア・ウォーター株式会社を存続会社として、中・四国エア・ウォーター株式会社、九州エア・ウォーター株式会社を統合し、「エア・ウォーター西日本株式会社」とする。

 エア・ウォーター北海道では引き続き、顧客の期待を超える製品・サービスを安定供給すること、北海道に密着し地域資源を生かした事業と雇用を創出すること、災害時にも人々の暮らしを守り頼られる会社になることを目指すとしている。

北海道エア・ウォーターとリンナイ、コロナが業界初の寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システムを発売

「VIVIDO(ヴィヴィッド)」暖房・冷房・給湯すべてを1システムで実現

 エア・ウォーターのグループ会社である北海道エア・ウォーター株式会社(本社:札幌市中央区、社長:北川 裕二)は、リンナイ株式会社(本社:名古屋市中川区、社長:内藤 弘康)、株式会社コロナ(本社:新潟県三条市、社長:小林 一芳)と共同で、新型VIVIDO(業界初の寒冷地(北海道・北東北)向けハイブリッド冷暖房・給湯システム)を開発し、2021 年4 月に発売する。

新型VIVIDO(寒冷地(北海道・北東北)向けハイブリッド冷暖房・給湯システム)

※ 2020年9月現在 リンナイ(株)調べ 電気とガスを組み合わせた家庭用の寒冷地向け冷暖房システムとして

気候変動を背景とする市場環境の変化を踏まえ、「冷房」にも対応

 エア・ウォーターグループでは、総合エネルギーサービス企業として、LP ガス・灯油・電気を供給するとともに、エネルギー関連機器の販売やリフォームなどの暮らしに関わるサービスの提供を通じて、ユーザーの快適な生活をサポートしている。
 北海道エア・ウォーターでは、電気運転のヒートポンプと LP ガス式給湯器を組み合わせた、寒冷地向けのハイブリッド給湯・暖房システム「VIVIDO(ヴィヴィッド)」を2010 年より販売し、災害に強いLP ガスを主軸に電気の特性を活かした「エネルギーのベストミックス」による提案を進めてきた。優れた熱効率により厳冬期でも快適な暖房を提供するとともに、光熱費の節減と省エネを実現する給湯暖房システムとして、累計販売台数4,500 台を超えるなど、北海道の新築戸建住宅を中心に好評となっている。

 一方で、近年の気候変動を背景に、寒冷地の給湯・空調設備は、給湯と全居室への暖房を行うことを基本としながらも、夏の冷房用に別途エアコンを設置することが増えている。このような市場環境の変化を踏まえ、「冷房」にも対応することで、更なる支持を獲得すべく新型VIVIDO(ハイブリッド冷暖房・給湯システム)を共同で開発した。これにより従来の給湯・暖房システムと同様、給湯と全居室への暖房に加えて、2~3室の冷房に1システムで対応することができる。

 また、北海道エア・ウォーターでは、「VIVIDO」を使用している顧客向けに割安なLP ガス料金プランを展開している。今後は、2021 年4 月の販売開始に向けて、新築住宅への導入やオール電化からの切り替えを検討するユーザーを中心に提案を進める。

寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システムの特長

  1. 1システムで複数の部屋を同時に冷暖房できるマルチ空調と給湯に対応
  2. 寒冷地に適したマイルドな冷水冷房
  3. R32 冷媒ヒートポンプの採用とガスと電気の効率的な暖房でランニングコスト低減
  4. 室内のガス給湯暖房熱源機は省スペースで設置可能
  5. 無線LAN 搭載により利便性が向上した給湯暖房用リモコン

1システムで複数の部屋を同時に冷暖房できるマルチ空調と給湯に対応

 ヒートポンプユニットとガス給湯暖房用熱源機を組み合わせたハイブリッド冷暖房・給湯システムは、家庭内の全室の温水式暖房と、リビングルームなど2~3 室の冷房、そして給湯、風呂への湯はりまで1システムで対応できる。夏の暑い時期のために別途エアコンを設置する必要が無く、ヒートポンプユニットも1 つで済むため設置の制約も少ない。

システムイメージ

寒冷地に適したマイルドな冷水冷房

 冷温水ファンコイルユニットによる冷水冷房は、エアコンの冷房に比べて冷風吹出温度が高く、冷えすぎない、室内の天井付近と床面近くでの温度差が少ないなどの特長があり、湿度の低い寒冷地の夏の気候に適した冷房。

※エアコンの冷房は、室内機で熱交換しても冷媒温度は一定なのに対して、冷温水ファンコイルユニットによる冷水冷房は室内機で熱交換する際に冷水が温度上昇するため、空気の吹き出し温度はエアコン冷房より少し高めになる。

R32 冷媒ヒートポンプの採用とガスと電気の効率的な暖房でランニングコスト低減

 効率の良いR32冷媒ヒートポンプを採用することで、暖房ランニングコストを低減することができる。また、大手電力会社の時間帯別料金プランと外気温に合わせてもっともコストメリットが出るようヒートポンプとガス給湯暖房熱源機を最適に制御し運転を行う。灯油システムに比べて年間約46,200 円、オール電化に比べて約67,700 円光熱費を削減できる。(光熱費試算条件:暖房、給湯、厨房、照明を合わせた年間光熱費、地区:札幌、暖房面積:120m2、建物UA 値:0.32W/m2K、家族人数:4 人、リンナイ試算による)

室内のガス給湯暖房熱源機は省スペースで設置可能

 ヒートポンプユニットは屋外設置、暖房用温水(ヒートポンプユニットとガス給湯暖房熱源機)の熱交換ユニットは床下に設置し、室内はガス給湯暖房熱源機だけを設置するので省スペースで設置が可能。

無線LAN 搭載により利便性が向上した給湯暖房用リモコン

 給湯暖房用リモコンは無線 LAN を搭載しており、外出先からスマートフォンでパネルヒータの操作や風呂への湯はりができる。また、スマートスピーカー連携にも対応し、「湯はり」「おいだき」「床暖房」を音声で操作することができる。

北海道エア・ウォーター、Web展示会の特設サイトを公開

「おうちで楽しむ!ハローガス感謝祭2020」

 エア・ウォーター北海道は、2020年秋に開催を予定していた「ハローガス感謝祭2020」を、新型コロナウイルス感染症の影響により会場開催を見送り、その代替えとして、Web展示会サイト「おうちで楽しむ!ハローガス感謝祭2020」を公開した。

 特設サイトでは、LPガス機器や給湯器、暖房機、システムキッチンなどのアイテムを掲載、商品イメージや機能特性を動画やメーカーウェブサイトで確認できる。商品の注文や問い合わせも受け付ける。

Web展示会サイト「おうちで楽しむ!ハローガス感謝祭2020」

エア・ウォーター、新生地域事業会社3社を発足

現行の8社を3社へ統合、地域と共生・共創する独立事業会社へ

 エア・ウォーターグループは、独自の経営戦略である地域事業構想を発展させるため、10月1日付で現行の地域事業会社8社を3社に統合し、地域と共生・共創する独立事業会社として発足する。北海道エア・ウォーター株式会社を「エア・ウォーター北海道株式会社」とし、関東エア・ウォーター株式会社を存続会社として、東北エア・ウォーター株式会社、甲信越エア・ウォーター株式会社、中部エア・ウォーター株式会社を統合して「エア・ウォーター東日本株式会社」へ、近畿エア・ウォーター株式会社を存続会社として、中・四国エア・ウォーター株式会社、九州エア・ウォーター株式会社を統合して「エア・ウォーター西日本株式会社」とする3社を新たにスタートする。

統合の概要

 エア・ウォーターグループは、1995年に地域事業会社構想をスタートさせ、地域に密着した事業展開を行うことで成長を遂げてきた。今後更に、この地域事業会社の強みを最大限に発揮し、国内における収益力の向上と持続的な成長を牽引する基盤とするため、現行の8社を3社に統合することで経営資源を集約すると共に組織体制を強化し、それぞれの地域を市場とするエア・ウォーターの中核会社とする。

 新生地域事業会社3社は、地域が抱える様々な課題を、グループのあらゆる経営資源を投入することにより解決し、地域から必要とされ、望まれる会社となり、それぞれ早期に売上高1,000億円を超える会社を目指す。

 3社の新社名は独立して事業を行う中核会社、エア・ウォーターそのものであることを示すため、社名の頭に「エア・ウォーター」を冠した社名とした。また、それぞれが安定した財務基盤を有することで、更なる成長に繋げるため、各社とも資本金を20億円に増強する。組織体制については、新生地域事業会社3社の本社管理部門の組織体制を統一し、エア・ウォーターと一体化した組織運営を行う。ガバナンスやメーカーとしての機能を強化すべく、監査室、コンプライアンスセンター、品質保証部、事業企画部、技術開発部等を設置し、独立事業会社としての組織体制を構築する。

新生地域事業会社3社の概要

<エア・ウォーター北海道株式会社>

  1. 本社:北海道札幌市中央区北3条西1丁目2番地
  2. 資本金:2,000百万円
  3. 代表者:代表取締役社長 北川 裕二(エア・ウォーター株式会社 常務執行役員)
  4. 売上高:81,335百万円(2019年度)
  5. 従業員数:1,493名(2020年3月末)
  6. 株主:エア・ウォーター株式会社 100%

<エア・ウォーター東日本株式会社>

  1. 本社:東京都港区虎ノ門3丁目18番19号
  2. 資本金:2,000百万円
  3. 代表者:代表取締役社長 永田 實(エア・ウォーター株式会社 専務執行役員)
  4. 売上高:63,995百万円(2019年度)
  5. 従業員数:733名(2020年3月末)
  6. 株主:エア・ウォーター株式会社 100%

<エア・ウォーター西日本株式会社>

  1. 本社:大阪市中央区南船場4丁目4番21号
  2. 資本金:2,000百万円
  3. 代表者:代表取締役社長 道志 年章(エア・ウォーター株式会社 常務執行役員)
  4. 売上高:52,807百万円(2019年度)
  5. 従業員数:714名(2020年3月末)
  6. 株主:エア・ウォーター株式会社 100%

北海道エア・ウォーター、北海道初の災害対応型コインランドリーを出店

停電時、住民に電気を開放 ガス発電機完備の災害対応型

 コインランドリーを全国展開する株式会社ジーアイビー(本社:名古屋市中区、代表取締役社長:鈴木 衛)は、「災害対応型コインランドリー」を2020年7月29日(水)に北海道苫小牧市に出店する。北海道エア・ウォーター株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:北川 裕二)が、フランチャイズオーナーとして出店する。LPガス非常用発電ソリューションを活用した、災害時の停電等にも対応する新しい形のコインランドリーとなる。「ブルースカイランドリー」の出店は全国109店舗目。

「災害対応型コインランドリー」

 災害対応型コインランドリーは「標準仕様」として3日分のLPガスを貯槽できるLPガスタンク、ポータブル発電機への接続が可能な設備を完備する。ポータブル発電機はガスを利用して発電する仕組みになっており、ガスエアコン・照明・携帯電話充電などへの電力供給が可能。また、災害時には直接LPガスタンクから炊き出しセットやガスコンロをつなぐことで温かい食べ物を近隣住民に提供することができる。

 コインランドリー市場は、共働き世帯の増加を背景とする家事の時短ニーズの高まりや、アレルギー疾患対策としての布団・毛布などの大物洗濯需要の増加などを受け、店舗数は増え続けている。また、近年の異常気象やスコール、地震による災害により、コインランドリーの需要は増えている。
 こうしたことから、市場は増加傾向にあるとしてジーアイビーは今後、500店舗を目指し全国に出店を行う。災害対応型コインランドリーの需要は、この先も増えてくると予測され、従来のコインランドリーと併用して、災害対応型コインランドリーを全国に出店する。

■ブルースカイランドリー苫小牧店概要

〒059-1261
北海道苫小牧市ときわ町5丁目18-21
営業時間:24時間営業

北海道エア・ウォーターが電力小売り事業に本格参入

北海道エリアにおいて「エア・ウォーターでんき」のサービスを開始

 エア・ウォーターの地域事業会社である北海道エア・ウォーター株式会社(以下、北海道エア・ウォーター)は、7月1日より、北海道エリアにおいて「エア・ウォーターでんき」のサービスを開始し、電力小売り事業に本格参入した。

 エア・ウォーターは、2018 年10 月より北海道電力株式会社(以下、北海道電力)と電力販売に関する業務提携を行い、北海道エア・ウォーターが「エア・ウォーターでんき powerd by ほくでん」として販売する電力取次事業を展開してきた。今回、さらなる事業拡大を目指し、電力小売り事業に本格参入し、自社で新たな電力料金メニューを設定した「エア・ウォーターでんき」のサービスを提供する。

 同サービスは、一般的な電力料金※1よりも 3~5%程度割安になるとともに、LP ガスや灯油をセットで契約することで、ガス・灯油の利用金額に応じて電子マネー「WAON ポイント」が還元される。北海道エア・ウォーターグループ※2が提供する LP ガスや灯油のユーザーはもちろん、現在、他社ブランドの LP ガスや灯油のユーザーにとっても、日々の光熱費の低減につながるお得なサービスとなる。

※1「北海道電力従量電灯B」と「エア・ウォーターでんき」の電力量料金分を比較したもの
※2北海道エア・ウォーターグループとは、北海道エア・ウォーター㈱、道央エア・ウォーター㈱、道北エア・ウォーター㈱、オホーツク・エア・ウォーター㈱、道東エア・ウォーター㈱、日高エア・ウォーター㈱、道南エア・ウォーター㈱

サービスの特徴

 電力・都市ガス小売りの自由化によりユーザーが自由にエネルギー会社を選択する時代に、エア・ウォーターは暮らしの中のすべてのエネルギーを支える「総合エネルギーサービス企業」を目指し、これからも顧客に選ばれる各種サービスの拡充に取り組む。

電力料金について
ライフスタイルにあわせて選択できるよう2 種類の電力料金メニューを設定。
  1. 「まるごとGood ! 割」
    特長:「基本料金」と「電力量料金単価」がいつでも「3%」割引※3
    対象:曜日や時間帯にかかわらず、平均的に電気を使用するお客様におすすめ
  2. 「いるときGood ! 割」
     特長:「電力量料金単価」が平日夜間(午後5時~翌朝9時)は「5%」割引※3、土日祝日は終日「4%」割引※3
     対象:共働き世帯・単身世帯など、平日日中に不在がちのお客様におすすめ

※3「北海道電力従量電灯B」と「まるごとGood!割 / いるときGood!割」を比較したもの

通常の家庭よりも多く電気を使用する方向けの電力料金メニュー。
  1. 「エア・ウォーターでんきC」
     特長:「基本料金」と「電力量料金単価」がいつでも「3%」割引※4

※4「北海道電力従量電灯C」と「エア・ウォーターでんきC」の電力量料金分を比較したもの

北海道エア・ウォーター、新型コロナウィルス感染拡大予防の取り組み

 北海道エア・ウォーター㈱、道央エア・ウォーター㈱、道北エア・ウォーター㈱、オホーツクエア・ウォーター㈱、道東エア・ウォーター㈱、日高エア・ウォーター㈱、道南エア・ウォーター㈱の全道エア・ウォーターグループは、新型コロナウィルス感染拡大を予防する取り組みとして、原則下記の通り業務内容を縮小する。また、従業員の出勤数を減らして運営する(店舗規模等により、出勤制限の内容が異なる)。期間は2020 年 4 月 16 日(木)~5 月 31 日(日)。※2020 年 5 月 1 日更新。今後の更新はホームページで公表

勤務体制
  • 午前、午後の交代制、時差式出勤などを行い、計画的な在宅勤務を実施
  • 緊急性の高い場合や外部で行う作業を除き、顧客宅への訪問は原則控える
  • LPガス、灯油等、エネルギーの安定供給に支障はないが、ガス機器等の商品で一部納期が遅れる可能性がある
電話での問い合わせ、手続き

 現在、グループのコールセンターにおいては、時差式出勤、出勤社員の制限による席間隔の拡大などの対策を実施。このため、緊急性の高い場合を除き、問い合わせ先への電話がつながりにくい状況となっている。

ホームページ、LINEでの手続き

 ホームページおよび、LINEによる手続きが 24 時間利用可能。※LINEのおともだち登録など、詳しくはホームページ(検索:北海道エア・ウォーター)へ

北海道エア・ウォーター、道内最大規模の分析センターを竣工

 エア・ウォーターのグループ会社である北海道エア・ウォーター株式会社(代表取締役社長:村上 幸夫、以下北海道エア・ウォーター)は、札幌市豊平区のエア・ウォーター敷地内に、最新鋭の分析機器・設備を有した道内最大規模の分析センターを2019年7月30日に竣工した。

 北海道エア・ウォーターでは、高圧ガス製造における各種ガスの品質分析をはじめ、その技術とノウハウを活用し、排水分析や飲料水分析、作業環境測定、残留農薬分析など、環境、労働衛生、食の安全にかかわる様々な分析業務を行っている。また、2016 年 8 月には、道南地区おいて同様の環境測定や各種分析業務を行う㈱環境科学研究所をグループ化するなど、事業の拡大を図っている。

 こうした背景から、より幅広く充実した分析業務の受託環境を整えるため、札幌市豊平区のエア・ウォーター事業敷地内に「環境分析センター」を新設した。同施設には食品安全に関する各種認証(HACCP、FSSC、JFS等)の導入支援、衛生管理指導、微生物検査などを専門に行う㈱キュー・アンド・シー(エア・ウォーターグループ会社)も移転し、各社の取引先の共有、微生物検査の効率化などでシナジーを創出する。施設には自動測定器や最新鋭の分析機器設備を導入し、道内最大規模の分析業務を受託できる環境を整えた。

 引き続き、高度な専門技術で顧客の多様なニーズに迅速に対応していくとともに、食の安全が注目される近年では、農業・食品関連などから受託が見込めることから、食品の残留農薬分析、栄養成分分析といった食品分野を中心に分析検査品目を増やす。このほか、室蘭工業大学とエア・ウォーターの共同研究計画の中で進めている食品分析の研究成果を生かすなど、新センターで高まる健康志向ニーズに応え、さらなる事業拡大に取り組む。

施設概要

  • 施設名称:北海道エア・ウォーター環境分析センター
  • 所在地 :札幌市豊平区月寒東2条16丁目1 番7 号
  • 延床面積:2839㎡ (地上3階建て)
  • 投資規模:約10億円
  • 開所日 :2019年7月30日
北海道エア・ウォーター環境分析センター

北海道電力と業務提携、「エア・ウォーターでんき powered by ほくでん」のサービスを開始

 エア・ウォーターと北海道電力は、エア・ウォーターの地域事業会社である北海道エア・ウォーターを通じた電力の販売について業務提携することで合意した。これに基づき、北海道エア・ウォーターと北海道電力は、電気の取次ぎ契約を締結し、北海道エア・ウォーターが北海道電力の「電気」を「エア・ウォーターでんきpowered by ほくでん」として提供開始する。


 これにより LP ガスを利用する顧客は、北海道エア・ウォーターとの間で、「LPガス」とあわせて「電気」をセットで契約できるようになり、支払料金に応じて北海道エア・ウォーターが扱う電子マネーサービス「WAON(ワオン)」のポイントが還元されるとともに、「LP ガス」と「電気」の料金をまとめて支払うことができるようになる。

 本サービスは、2018年8月1日から、北海道エア・ウォーターのホームページやコールセンターで事前受付を開始し、同年10月1日から提供する。エア・ウォーターおよび北海道エア・ウォーターならびに北海道電力は、これまでポイントサービスにおいて業務提携していた。今後、各種サービスの拡充に引き続き取り組む。

【エア・ウォーター株式会社】
代表:代表取締役会長 豊田昌洋
本社:大阪市中央区南船場二丁目12番8号

【北海道エア・ウォーター株式会社】
代表:代表取締役社長 曽我部康
本社:札幌市中央区北三条西一丁目2番地

【北海道電力株式会社】
代表:代表取締役社長 真弓明彦
本店:札幌市中央区大通東1丁目2番地

北海道エア・ウォーター、LINE アプリを活用したお客様サービスを開始

 エア・ウォーターグループの北海道エア・ウォーター(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:曽我部康)は、LPガスや灯油のユーザーからの申し込みや問い合わせに対し、LINEアプリ上で、迅速に対応するサービスを2018年6 月20 日より開始する。

 本サービスは、保守点検の申し込みやポイントサービスの手続きなどに対し、LINE アプリ上で迅速に応答を可能としたもの。北海道エア・ウォーターがコールセンター業務を委託しているトランスコスモスが、センターの運営で培った問い合わせ内容をもとに分析を行い、自動応答ができるシステムを構築した。
 これにより、ユーザーは、24 時間 365 日いつでもどこでも LINE アプリを使って連絡ができる。例えば、保安点検や開栓などの作業依頼はLINE 内でのやり取りで完了するほか、ガスコンロの使い方やポイントサービスの登録などに関しても、チャットbot による画像やページ誘導により、問題を解決することができるようになる。
 また、電話を中心に行っているユーザーサポート業務を、LINE 上でのチャットとメッセージのやり取りに移管することで、月間約25,000 件の問い合わせのうち1/3 が自動化されると見込んでおり、保安業務や顧客管理の効率化につながる。

 

【LINE ビジネスコネクト】


 LINE が公式アカウントの各種機能を企業向けにAPI(アプリケーションプログラムインターフェース)で提供し、各企業がカスタマイズして活用できるサービス。「LINE ビジネスコネクト」を活用することにより、従来の企業公式アカウントのような、LINE ユーザーへの一方通行のメッセージ配信だけでなく、特定のユーザーに対してより最適化されたメッセージを送り分けることができる。
 さらに、ユーザーの同意のもと、企業の持つ既存のデータベースや、自社システムとLINEアカウントを連携させることで、メッセージ配信ツールとしての域を超え、顧客管理(CRM)ツールや、業務ソリューションツールとしての利用も可能になる。

IoTを活用した灯油メーター自動検針の実証実験開始

 エア・ウォーターと愛知時計電機は共同で、灯油配送業務の効率化を図るとともに顧客へ安心感を提供することを目的に、2018年7月1日よりIoT技術を活用した灯油メーター自動検針の実用化に向けた実証実験を、北海道札幌市で開始する。

 エア・ウォーターのエネルギー関連事業は、国内LPガスの草創期より60年以上にわたりエネルギー供給を行い、北海道・東北を中心に、全国約 25 万軒の顧客に、LPガスや灯油を「ハローガス」ブランドで展開しています。
 愛知時計電機は、1898年の創業時より時計製造で培った精密加工技術をベースに、基盤事業である水道メーター、ガスメーター製造を通じて得た流体計測技術をコアに据えて、ユニークなセンサーとシステムおよびサービスを提供している。


 寒冷地では、家庭・施設ごとに灯油タンクを屋外に設置し、灯油ローリー車が顧客先まで配送し給油することで灯油を届けている。灯油配送業務においては、ドライバー不足やドライバーの高齢化が進む中、タンクの灯油残量を事前に把握して計画的に配送することが難しく、灯油残量の可視化が喫緊の課題となっていた。
 こうした課題を解決するため、「ハローガス」ブランドで灯油ビジネスを展開するエア・ウォーターと、寒冷地の集合住宅で使用される燃料油の計測に最適な「灯油メーター」を取り扱う愛知時計電機とが共同し、IoT技術を活用した灯油メーター自動検針の実証実験を開始するもの。


 今回の実証実験では、北海道札幌市内の集合住宅1棟を対象に、各戸に灯油メーターを取り付け、これをNCU(Network Control Unit)に接続し、LPWA(Low Power Wide Area)の通信規格のひとつである「Sigfox」を利用して、灯油メーターから検針値をクラウド上にアップロードする。
 検針値から推定した残量レベルと実際の残量を比較することで、残量監視の精度を確認。また、検針値とともに提供される電波強度や通信品質の指標を評価することで、無線通信の信頼性評価を行う。
 こうした仕組みによる灯油残量レベルの把握は、一般家庭向けの燃料業界では初めての取り組みで、さらに検針コストや配送合理化等による業務コストの削減効果についても、検証する。


 本実証実験において、愛知時計電機では、IoTを活用した灯油メーター自動検針システムを構築し、灯油切れの未然防止と配送効率化を実現するデータサービスの提供を目指す。エア・ウォーターは、共同でのシステム開発により、灯油販売事業者の配送課題解決ならびに顧客へより高い安心感と快適なくらしを提供する。


【 Sigfox】

 世界45カ国(2018 年 3 月末)で展開する、低価格、省電力、長距離伝送を特長としたグローバルIoTネットワーク

【実証実験の概要】
○対象地域:北海道札幌市
○対象期間:2018年7月1日~2019年6月30日(予定)
○実施者 :北海道エア・ウォーター株式会社※、 愛知時計電機株式会社
○実験内容:LPWA(Sigfox)を利用した、灯油メーター検針データの送受信
※北海道エア・ウォーター:エア・ウォーターが 100%出資する地域事業会社

【会社概要】

・エア・ウォーター株式会社

設立:1929年9月
本社所在地:大阪市中央区南船場2丁目12番8号
本店所在地:札幌市中央区北3条西1丁目2番地
代表者:代表取締役会長・CEO 豊田 昌洋
主な事業:産業ガス、ケミカル、医療、エネルギー、農業・食品、物流、海水、エアゾール他
資本金:322億63百万円(2018年3月末)
従業員数(連結):14,265人(2018年3月末)
業績(連結):売上高 7,535億59百万円 経常利益 446億91百万円(2018年3月期)

・愛知時計電機株式会社

設立:1949年6月(創立:1898年7月)
本社所在地:名古屋市熱田区千年一丁目2番70号
代表者:代表取締役社長 星加 俊之
主な事業:ガス・水道関連機器、各種センサー・システム
資本金:32億18百万円(2018年3月末)
従業員数(連結):1,879人(2018年3月末)
業績(連結):売上高 472億75百万円 経常利益 38億67百万円(2018年3月期)

北海道エア・ウォーター、地域のくらしと健康の拠点「手稲サービスセンター」開所

 エア・ウォーターグループ会社の北海道エア・ウォーターがリニューアルを進めていた「手稲サービスセンター」が竣工し、開所した。

 当施設は、営業所を全面リニューアルし、エア・ウォーターグループが事業展開する医療・介護・健康増進や住まいに関する情報を集約するとともに、ワークショップなどを開催できるスペースを設けることで、地域住民が利用できる交流拠点として生まれ変わった。
 施設内には、北海道情報大学がICTを基盤に開発した「e-ヘルスステーション」と呼ぶ健康増進のシステムを設置し、同大学と連携しながら、健康増進に役立つ体験や知識を得られるサービスの提供も行う。
 特に、当施設の近隣には保育園や幼稚園などもあり、子育て中の女性に焦点をあてて、健康に興味を持ってもらう機会を提供する。

 北海道エア・ウォーターは、全道110 拠点で、LPガス・灯油の販売や住宅リフォームなどを手掛けるエネルギー事業や、全道の医療機関の約8割に医療用酸素などガス供給を行うほか、在宅酸素濃縮器のレンタルや介護用品・衛生材料を取り扱う医療関連事業を展開している。
 現在、北海道では、超高齢化社会が急速に進展するなかで、多様化する医療・介護ニーズへの対応や、高齢者が慣れ親しんだ地域で自立した生活を送るための健康増進や住まいに関する住民サービスの確立が急がれている。
 こうした環境を踏まえ、地域特性や人口動態を踏まえながら各拠点を整備していくことで、顧客と直接的な接点を増やし、エネルギーおよび医療・介護など人々のくらしにかかわるビジネスの拡大を目指す。

【手稲サービスセンターの概要】
(1)開所日 : 2018年4月13日(金)
(2)場所 : 北海道エア・ウォーター株式会社 手稲サービスセンター、〒006-0853 札幌市手稲区星置3 条7 丁目8 番13 号
(3)運営 : 北海道エア・ウォーター株式会社

札幌デンタルグループと資本業務提携、北海道における歯科領域の事業を強化

 エア・ウォーターグループの北海道エア・ウォーター(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:曽我部 康)は、2018年1月31日付で、札幌デンタル・ラボラトリーの親会社であるSDL・HD(本社:北海道札幌市、代表取締役CEO:山賀 英司、以下、「札幌デンタルグループ」)との間で資本業務提携を行い、同社が実施する第三者割当増資を引き受ける方法により同社株式の34.2%を取得した。

 エア・ウォーターグループの医療関連事業は、医療用ガスをはじめ、病院設備や医療機器、病院業務のアウトソーシング受託といった医療機関向けのビジネスを中心に成長してきたが、近年は、こうした高度医療分野にかかる事業基盤を強化する一方で、高齢化社会の進展とあいまって今後も大きな成長が期待できる「くらしの医療」分野への事業領域の拡大にも注力している。
 こうした事業成長戦略に基づき、エア・ウォーターは、2011年に歯科技工機器の製造・販売を行う株式会社デンケン(注)、また、2012年に歯科技工材料の製造・販売を行うハイデンタル・ジャパン株式会社(注)を子会社化することによって歯科事業に本格参入した。また、2017年には、歯科診療用品全般の通信販売を行う株式会社歯愛メディカルと資本業務提携を行い、全国の歯科医院や歯科技工所向けを中心に歯科事業の拡大を図っている。
(注)2014年7月にハイデンタル・ジャパン株式会社と株式会社デンケンは合併し、デンケン・ハイデンタル株式会社に商号を変更。

 一方、札幌デンタルグループは、北海道で最大規模の歯科技工所であり、道内約800の歯科医院を得意先に持つほか、傘下の医療法人を通じて歯科医院(札幌市内に2カ所)を経営している。
 今回の資本業務提携により、エア・ウォーターグループは、札幌デンタルグループが道内に有する歯科医院向けの販路を活かし、歯科診療用品や衛生材料等の販売を拡大することが可能になるとともに、歯科医院向けに展開する歯科器材の滅菌業務受託など、医療サービスの分野でも大きなシナジー効果が期待できる。
 また、札幌デンタルグループにおいてもエア・ウォーターグループが道内に有するLPガス等の販売・物流インフラを活用することで、歯科商材の配送にかかるコスト低減やアフターサービスの充実化を図ることが可能になるほか、エア・ウォーターグループの歯科関連事業との連携や海外ネットワークを活用した販路の拡大が期待できる。

【出資比率(第三者割当増資引受後の株式会社SDL・HD に対する出資比率)】
山賀 英司:51.1%
北海道エア・ウォーター:34.2%
SDL・HD 役員持株会:14.7%

【株式会社札幌デンタル・ラボラトリーの概要】
会社名 : 株式会社札幌デンタル・ラボラトリー
所在地 : 札幌市北区北24条西2丁目3-26
代表者 : 代表取締役CEO 山賀 英司
事業内容 : 歯科技工全般、歯科医療に関する材料・金属・器具の販売
創業 : 1968年4月1日 ※法人設立は1972年5月4日
親会社 : 株式会社SDL・HD
関係会社 : 株式会社札幌デンタル大通ラボ、医療法人メモリアル会
従業員 : 180名(グループ全体)
業績 : 売上高2,122百万円(2017年3月期、グループ全体 ・単純合算)

北海道エア・ウォーター、日江金属のガレージ事業譲受

 エア・ウォーターグループの北海道エア・ウォーター(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:曽我部 康)は、2017年12月1日付で、日江金属のガレージ事業を譲り受ける。
 日江金属は、対象事業を同社の子会社に吸収分割し、北海道エア・ウォーターは、対象会社の全株式を本年12月1日付で取得する予定。対象会社は、「株式会社日江金属」の商号を承継し、現日江金属 は商号を変更する。

 北海道エア・ウォーターは、北海道で高いシェアを誇るLPガス・灯油販売を中核に、ミネラルウォーターの宅配サービス、住宅リフォーム事業など、地域に密着した生活ソリューションビジネスを中心に、さまざまな事業を展開している。
 日江金属は、積雪寒冷地に適した「カスケード工法」によるガレージや物置等の製造・販売を主力事業としており、北海道エリアにおけるガレージ製品市場においてはトップシェアを有する。

 日江金属のガレージ事業を北海道エア・ウォーターが譲り受けることにより、今後、エア・ウォーターグループでは、需要の増加が見込まれるリフォーム事業において、ガレージや物置などのエクステリア事業を一体運営することで顧客の要望にきめ細かく応えるとともに、新たな商品開発による更なる生活ソリューションビジネスの拡大が可能となる。

【対象会社の概要】
(1)商号 株式会社日江金属
(2)設立 2017年10月10日
(3)所在地 北海道江別市工栄町3-5
(4)事業内容 ガレージ、物置等の製造・販売

PAGE TOP
モバイルバージョンを終了