ジャパン ファイン プロダクツが、WLTP規格に適合した高純度ガス・標準ガスを開発

 大陽日酸100%子会社で特殊ガスの製造を行うジャパン ファイン プロダクツ(社長:池谷幹夫、以下 JFP)が、「乗用車の排出ガス及び燃費試験法」に導入される国際基準に適合した高純度ガス・標準ガスを開発、大陽日酸で販売を開始する。
 安全で環境性能の高い自動車を普及させるために、自動車の安全・環境基準を国際的に調和することや、各国における認証の相互承認を推進することを目的とする国連自動車基準調和世界フォーラム(WP29)では、2014年3月に開催された第162回会合において、「乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法(WLTP:Worldwide harmonized Light vehicles Test Procedure)」を世界統一技術規則とすることを決定した。
 これを受け、日本国内では「乗用車の排出ガス及び燃費試験法」にWLTPが導入される。2018年10月以降に販売される新車よりWLTPに規定される測定方法の採用が開始され、2020年に全面的に移行することが決定している。
 WLTPで規定される排出ガス測定に使用する高純度ガス・標準ガスのうち、高純度窒素、高純度空気、高純度水素(ヘリウムベース)については厳しい不純物保証が求められている。JFPでは、WLTP規格に適合した製品「GW」を開発、大陽日酸で販売を開始した。
 「GW」は、WLTPのみならず重量車排出ガス試験の国際基準であるWHDC(Worldwide harmonized Heavy Duty Certification)にも適合している。


【新製品名称】
1.純窒素(GW)
2.純空気(GW)
3.He+H2 40%(GW)
4.純窒素(GW)または純空気(GW)をベースガスに使用した標準ガス(スパンガス)