住友精化、2019年3月期純利益連結業績予想を下方修正

 住友精化は2019 年3月期の決算において、減損損失(連結)、関係会社株式評価損(個別)、債務保証損失引当金繰入額(個別)の計上、ならびに繰延税金資産の取崩し(連結)を行う。また、これに伴い 2019 年3月期の純利益連結業績予想を下方修正した。

 連結子会社であるSumitomo Seika Europe S.A/N.V において、欧州市場における事業環境の悪化の影響等を受け、同社の固定資産に対して将来の回収可能性を検討した結果、2019 年3月期において、減損損失約40 億円を特別損失に計上する見込み。
 これに伴い、当該子会社株式にかかる関係会社株式評価損約 72 億円及び債務保証損失引当金繰入額約13 億円を個別決算において計上する。なお、当該関係会社株式評価損および債務保証損失引当金繰入額については連結決算上消去されるため、連結業績に与える影響はない。

 また、Sumitomo Seika Europe S.A/N.V において、当期および翌期以降の業績見通し等を踏まえ繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、繰延税金資産を取崩し、法人税等調整額約12 億円を計上する。

 当期の連結業績予想については、親会社株主に帰属する純利益について、従来予想56億円を6億4000万円に下方修正した。売上高、営業利益、経常利益については変更はない。