エア・ウォーターが和食、洋食、中華、 寿司、スイーツの調理冷凍食品を製造・販売する「見方」を子会社化
エア・ウォーターは2018年12月18日、和食、洋食、中華、寿司、スイーツ等の調理冷凍食品を製造・販売する「見方(みかた)」の全株式を取得し子会社化した。
エア・ウォーターグループの農業・食品事業は、農産・食品加工、飲料等の事業領域において、農産物の栽培、調達から食品の開発・製造・加工・販売に至るまで自社で一貫して展開し、グループシナジーを発揮したバリューチェーンを構築する。このうち、食品加工事業では、品質の高さと商品開発力を強みに、ハム・ソーセージなどの畜産品、南瓜・大根などの加工食品、チルドデザートをはじめとしたスイーツなどを業務用から市販用まで幅広く展開している。
一方、「見方」は、和食、洋食、中華、寿司、スイーツ等の調理冷凍食品を製造し、主に全国のホテルやレストラン等へ販売。同社は、顧客のニーズに合わせたオリジナル商品の企画開発や小ロット・多品種製造を強みとしており、ファーストクラスの機内食、おせち料理等も手掛けるとともに、北海道産の食材を使った調理冷凍食品を自社ブランド「北のシェフ」としての製造、直営店や通信販売での販売も行う。
近年、外食産業においては、深刻な人手不足を背景に、調理にかかる人員や手間を省くことができ、質の高い料理を短時間で提供できる調理冷凍食品のニーズが高まるとともに、市販用においても共働き世帯や高齢者、単身者を中心に簡便な調理食品が好まれ、調理冷凍食品の市場は拡大傾向にある。
エア・ウォーターは、経験が豊富な調理師を擁し、商品開発力に定評がある「見方」を子会社化することで、より加工度の高い調理冷凍食品のラインナップを増強するとともに、調理冷凍食品において「見方」が有する調理・加工のノウハウや技術、また、その販路を活かし、食品加工事業の拡大を推進する。
「見方」は、同社が提供する商品にエア・ウォーターグループの原料調達力を活用するほか、エア・ウォーターのグループ会社が取り扱う農産品やその一次加工品等の利用やエア・ウォーターグループ会社との連携による営業体制の拡充により、さらなる事業基盤の強化を図りる。
【会社概要】
- 会社名:株式会社見方
- 設 立:1960年1月(創業 1949年9月)
- 本社所在地:北海道北広島市大曲工業団地2丁目1番地3
- 代表者:代表取締役社長 見方 孝至
- 資本金:45百万円
- 事業内容:和食、洋食、中華、寿司、スイーツ等の調理冷凍食品の製造・販売
- 従業員数:345人〔パート・派遣社員含む〕(2018年10月末現在)
- 業 績:売上高 24億円(2018年6月期)