岩谷産業・新コスモス電機・東洋ガスメーター、「イワタニゲートウェイ」で量産化合意
ガス漏れ警報器に通信機能を付加するIoT「イワタニゲートウェイ」が本格始動
岩谷産業株式会社(本社:大阪・東京、社長:間島寬、資本金:200 億円)は、6 月 1 日、新コスモス電機株式会社(本社:大阪、社長:髙橋良典、資本金:14.6 億円)、東洋ガスメーター株式会社(本社:富山、社長:水越靖、資本金:1 億円)と、岩谷産業独自の IoT プラットフォーム「イワタニゲートウェイ」の関連機器開発に関して、2020 年度内の量産化を目指すことで合意したと発表した。量産化に向け、年内を目途に島根県大田市で事業化検証を予定しており、7月10日に同市と協定を締結する。
さらに、全国での高齢者見守りや緊急時の駆けつけなど社会課題の解決に向けて、綜合警備保障株式会社(本社:東京、社長:青山幸恭、資本金:186.75 億円、以下「ALSOK」)と業務提携することで基本合意をした。
岩谷産業は、ガス漏れ警報器に通信機能を付加することにより、様々な「モノ」をインターネットにつなぐ「イワタニゲートウェイ」の構築を進めており、この実現によりユーザーの生活を支える新しいサービス・価値の提供を目指している。本技術について、国内では特許を取得済みで、海外でも中国、韓国、インドネシアなどアジア 7 ヵ国に対し特許出願中。
具体的には、LPガス顧客に設置した通信機能付きガス漏れ警報器(新コスモス電機株式会社製)にLPガスメーター(東洋ガスメーター株式会社製)を接続し、ガス切れ防止やLPガス配送の効率化を図る。さらに、電気メーターや水道メーターとも接続し、使用状況などを把握することで、自治体と連携のもと、高齢者の見守りサービスや健康管理などを行う。いずれも、緊急時に30分以内に現場に駆け付けられるLPガス全国ネットワークを有する岩谷産業ならではの取り組みであり、このネットワークとALSOKが提供する警備ネットワークや、介護サービス(健康診断、訪問医療サービス)との連携により、他にはない安心サービスの提供を検討するとしている。