岩谷産業とサイフューズ、再生・細胞医療分野で業務資本提携
岩谷産業株式会社(本社:大阪・東京、代表取締役社長:間島寬、以下「岩谷産業」)と、細胞を立体的に積層するバイオ 3D プリンティングという独自の技術を活用して革新的な再生医療等製品の実用化を目指す株式会社サイフューズ(本社:東京都文京区、代表取締役:秋枝静香、以下「サイフューズ」)は、再生・細胞医療分野における業務資本提携を締結した。
岩谷産業は、液化窒素などの産業ガス・医療ガスの製造・供給や低温技術によるガス利用の提案を通じ、主要産業の基幹インフラを支えるガス&エネルギー企業で、産業化が進行する再生・細胞医療分野でこれらの知見を活かし、細胞培養・保管に使用する液化窒素や炭酸ガス、細胞保管・輸送容器システム、細胞加工設備の供給を行う等、事業拡大を進めていた。
サイフューズは、独創的なバイオ 3D プリンティング技術で血管再生、骨軟骨再生、神経再生等の再生医療に用いるこれまでにない 3D 細胞製品の開発に取り組む。現在、サイフューズでは、この新たな治療選択肢の実用化を目指し、細胞のみで作製した細胞製人工血管の臨床試験を開始するなど、3D細胞製品の開発が進んでいる。
今回の業務資本提携を通じて、再生医療等製品の実用化を目的として、岩谷産業が培ってきた製造・保管・輸送インフラの技術・知見・ノウハウを最大限に活かし、サイフューズが開発を進める 3D 細胞製品の事業化を加速し、再生・細胞医療分野の基幹インフラを構築することで、新産業の創出と市場発展に貢献する。