岩谷産業、LPガスの安定供給に向けた災害対策強化

水害リスクの高い 50 カ所のLPGセンターで水害対策の整備

 岩谷産業は、LPガスの安定供給に向けた災害対策強化として、水害リスクの高い 50 カ所のLPGセンターについて 3 カ年計画で水害対策の整備を行う。また、10 月 22 日、LPガス販売店組織である「マルヰ会」と共に、全国 68 カ所のLPGセンター等で、災害時を想定した一斉訓練を実施した。

 昨年の台風や大雨により、岩谷産業郡山LPGセンターのLPガス充填設備や事務所で浸水被害が発生し、LPガスの出荷が停止する事態となった。その教訓を基に、災害時においても安定的にLPガスの供給が可能な体制を構築するため、全てのLPGセンターの状況を確認し、水害リスクの高い 50 カ所のLPGセンターについては、3 カ年計画で水害対策の整備を進める。本年度では、郡山LPGセンターをはじめとした 13 カ所のLPGセンターにて、非常用発電機や動力分電盤を高さ 2m以上に移設する工事や、LPガス充填機やガスコンプレッサー等の予備品を保管する防災倉庫の設置等を行う。

郡山LPGセンター(福島県郡山市)
水害対策として非常用発電機と動力分電盤を2m以上に設置

 「マルヰ会」では、災害時にLPガスの復旧作業を行う互助組織「MaruiGas災害救援隊」を組織しており、LPガスの有資格者約 3,600 名の隊員が登録し、民間エネルギー事業者で唯一の全国組織として、災害時には早期に被災地に出動する体制を整えている。現在まで延べ 2,002 名の隊員が被災地に出動しており、ガス機器の点検・修理等LPガスの早期復旧に貢献した。

 「MaruiGas災害救援隊」は、毎年 10 月に全国一斉訓練を実施しており、本年は 10月 22 日に全国 68 カ所のLPGセンター等にて、通報訓練や緊急防災工具やマニュアルの確認等の訓練を実施した。

「MaruiGas災害救援隊」2019 年 10 月の訓練の様子

 岩谷産業では、LPガス販売店組織「マルヰ会」と共に、さまざまな災害を教訓として、今後も「いつ起こるか分からない災害」に備えた訓練やLPGセンターの整備を行い、引き続きLPガスの安定供給に最大限努めるとしている。