昭和電工が使用済みプラスチックのケミカルリサイクルで「大賞・経済産業大臣賞」を受賞

使用済みプラスチックをガス化、水素やアンモニア、炭酸・ドライアイス等の材料として再生

 昭和電工は、グリーン購入ネットワーク*1(以下 GPN)主催の第21回グリーン購入大賞*2において「大賞・経済産業大臣賞」を受賞した。表彰式は12月11日に都内にて行われる。

 受賞したのは、同社川崎事業所で取り組んでいる使用済みプラスチックをガス化し、水素やアンモニア、炭酸・ドライアイス等の材料として再生するケミカルリサイクル事業。当事業が、使用済みプラスチックの処理問題や地球温暖化対策、循環型社会の構築に貢献する有益な取り組みであると評価された。

 昭和電工は、本事業を2003年から手掛けており、年間約6万トンの使用済みプラスチックを熱分解によりガス化し、上記化学品の原料として利用するほか、2015年からは環境省の委託実証事業として、燃料電池車やホテルに設置された燃料電池での発電用として供給するなど、低炭素社会実現に向けた取り組みにも貢献している。

使用済みプラスチックのケミカルリサイクルによる低炭素な化学品原料化・資源循環事業

 昭和電工グループは、事業活動を通じたSDGs課題解決への貢献を目指し、本ケミカルリサイクルをはじめ、電炉法によって鉄のリサイクルに使われる黒鉛電極を世界各地に供給しているほか、日本で最初にアルミ缶リサイクル活動に取り組み、回収されたアルミ缶を新たなアルミ缶として再生利用する(can-to-can)など、資源循環型社会を支える事業活動を積極的に推進している。

*1グリーン購入ネットワーク(GPN)
 グリーン購入が環境配慮型製品の市場形成に重要な役割を果たし、市場を通じて環境配慮型製品の開発を促進し、ひいては持続可能な社会の構築に資する極めて有効な手段であるという認識のもと、 グリーン購入に率先して取り組む企業、行政、民間団体等の緩やかなネットワークとして1996年に設立。

*2グリーン購入大賞
 SDGs(持続可能な開発目標)の目標の1つに位置付けられた「目標12:持続可能な消費と生産」を踏まえ、グリーン市場の拡大に貢献した取り組み・SDGsの目標達成に寄与する取り組みを実行する団体を表彰する。1998年に創設され、表彰対象の取り組みは時代に合わせて進化してきた。第21回目に当たる今回は、「プラスチック資源循環特別部門」が設けられ、社会的課題であるプラスチック問題の解決に寄与する取り組みも表彰対象となった。

ケミカルリサイクルプラント