小池酸素工業 2021年3月期第3四半期連結決算

売上高278億1600万円(前年同期比13.6%減)、経常利益6億5100万円(同15.7%減)

 小池酸素工業の2021年3月期第3四半期の連結決算は、売上高278億1600万円(前年同期比13.6%減)、営業利益5億8800万円(同2.5%増)、経常利益6億5100万円(同15.7%減)、親会社株主に帰属する純利益900万円(同97.2%減)となった。通期業績予想と配当予想に変更はない。

セグメント別業績

機械装置

 世界初の12KW-DBC(Dual Beam Control)ファイバーレーザー切断機を中心としたプライベートフェアを開催し、新製品の拡販活動を推進するとともに、アタック2020トライアスロンセールの実施やコロナ禍でのWEB営業の強化に努めたが、新型コロナウイルス感染症の影響で国内外の市況が低調に推移したことにより、売上高は減少した。
 売上高は98億9800万円(前年同期比20.0%減)、セグメント利益は3億1700万円(同48.1%減)。

高圧ガス

 社主需要先である建設業界・産業機械業界関連の工場稼働率が低下したことにより、産業ガスを中心に売上高は減少した。一方で、医療分野では新型コロナウイルス関連品目であるパルスオキシメーター、手指消毒剤、酸素濃縮器、酸素流量計、ディスポーザブル吸引器ミカンなどの販売が好調に推移し、利益は増加した。
 売上高は116億8000万円(前年同期比3.8%減)、セグメント利益は5億1900万円(同16.1%増)。

溶接機材

 アタック2020トライアスロンセールによる拡販活動の強化に取り組むとともに、ベルトサンダーや溶断後のバリ取り機などの新商材の販売を推進したが、建設業界・産業機械業界・造船業界の低迷を受け、消耗品・溶接材料の需要の鈍化や設備受注の減少などにより、売上高は減少した。
 売上高は57億6400万円(前年同期比18.8%減)、セグメント利益は2億6200万円(同1.4%減)。

その他

 ヘリウム関連機器の販売が伸び悩んだことにより、売上高は減少した。一方で、中国市場の液晶パネル新工場投資案件での排ガス処理装置の受注が増加したことにより、利益は増加した。
 売上高は4億7200万円(前年同期比17.5%減)、セグメント利益は7800万円(同104.0%増)。