エア・ウォーター東日本が名古屋市内で充填工場「東海ガスセンター」を稼働

東海地区最大級のシリンダーガス充填工場が完成

 エア・ウォーターグループのエア・ウォーター東日本株式会社(代表取締役社長 田中 豪、以下、エア・ウォーター東日本)が、産業・医療用シリンダーガスビジネスの強化を目的に名古屋市内で建設を進めていた充填工場が完成し、4 月1 日より稼働を開始した。

東海ガスセンター全景

 エア・ウォーター東日本は、既存工場の建て替えにより最新鋭のシリンダー充填工場を新たに建設、このほど完成し、同社の「東海ガスセンター」として稼働を開始した。東海ガスセンターの充填能力は、既存工場の約2倍となり、東海地区で最大級の規模となる。また、同センターでは、最新鋭の充填設備を導入したことで充填ロスの低減と充填業務の効率化を実現したほか、災害時の安定供給に対応できるよう、容器転倒防止対策を十分に考慮した設備レイアウトを採用した。

 グループは、東海ガスセンター以外にも、愛知県とその周辺地域に複数の充填工場を有しており、今回、充填能力と災害対応力を高めた東海ガスセンターが稼働したことで当該地域でのガス供給ネットワーク体制をより強固なものとした。

 同地域でのより戦略的且つ効率的な事業運営体制を構築するため、エア・ウォーターのグループ会社で名古屋市内においてシリンダーガスの製造・販売を行う竹中高圧工業㈱の充填機能は、東海ガスセンターへ集約し、同社の拠点は水素・ヘリウム・特殊ガス等の充填に特化する。

東海ガスセンターの概要

  • 名称 :エア・ウォーター東日本 東海ガスセンター
  • 所在地 :名古屋市緑区大根山2丁目132番地
  • 設備概要:充填所、容器検査所
  • 生産品目:酸素、医療用酸素、窒素、アルゴン、炭酸ガス、エルナックス(ELNACKS®)
  • 延床面積:約6,000 ㎡
CEタンク(左)と充填設備


【参考】産業ガス供給における充填所の役割

 産業ガスの供給は、顧客のガス使用量や使用形態に応じて、シリンダー(ガスボンベ)、超低温液化ガス容器、ローリー供給、パイピングなど、様々な供給形態でガスを安定的に届ける。シリンダーや液化ガス容器による供給の中核拠点となるのは「充填所」と呼ばれる施設。大型プラントやVSU(高効率小型液化酸素・窒素製造装置)などの製造工場で生産した液化ガスは、液化ガスローリーによって充填所まで輸送し、充填所に設置された CE タンク(液化ガスを貯蔵する大型タンク)に納入される。そして、これをシリンダーや液化ガス容器に1 本ずつ小分けし、トラックに搭載してユーザーに提供される。

産業ガス供給における充填所の役割