日本酸素HDの欧州事業会社Nippon Gasesが、ISO/IEC 27001を取得

情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の強化で重要なマイルストーン

 日本酸素ホールディングスグループの欧州事業会社であるNippon Gasesは、ISO/IEC 27001認証を取得し、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の強化に向け、重要なマイルストーンを達成した。

 今回の認証取得は、事業の信頼性と質を守るべく、Nippon Gasesグループが真摯に取り組んでいることの証となる。盤石で確固たる情報セキュリティプログラムに基づいたデジタル戦略を通じて、信頼できるサービスを顧客に引き続き提供しながら事業を展開する。

 「Nippon Gasesは保安安全を牽引する企業として、社員および取引先のセキュリティを守ってきました。昨今、世界中のあらゆる企業にとってサイバーセキュリティが最大のビジネスリスクとなっています。今回の認証取得は、当社がサイバーセキュリティの脅威の高まりから、当社の資産を護り、業務を遂行する上で必要な対策と投資も行っていることの証にほかなりません」とNippon GasesのChairman & President のEduardo Gil Elejoste氏は述べている。

 情報セキュリティを戦略的分野に位置づけた2018年以来、Nippon Gasesは ISO27001の枠組みに基づき、数々のセキュリティ対策を講じるとともに、ISMS プログラムのさらなる充実を図り、そこで培ってきた信頼感をステークホルダーに届けてきた。

 今回、正式に認証されたことで、Nippon Gasesは引き続き確かな情報セキュリティの基盤を活用し、さらなる情報セキュリティ強化を図る。また、親会社である日本酸素ホールディングスグループが進める情報セキュリティ強化に向けた取り組みのレベルを最高水準に引き上げる。

 「ISO/IEC 27001:2073認証を取得できたことで、Nippon Gasesが人財、業務フロー、技術に着目して、情報セキュリティの確保に真摯に取り組んでいることが証明されました」とNippon GasesでInformation Security Directorを務めるIvo Karremans氏は述べた。

 Nippon Gasesは今後も、デジタル社会の動向を注視し、新たに出現する情報セキュリティの脅威 に目を光らせ、その時々の状況に応じて自社の情報セキュリティ対策を策定し、ISO/IEC 27001基準に従い、ステークホルダーやビジネスパートナー、当局から求められる、法的・契約上・規制上の要件を遵守するとしている。

Nippon Gasesの情報セキュリティに関する取り組み

https://nippongases.com/it-it/-/media/files/nge-policies/nge-information-security-policy.pdf

ISO/IEC 27001について

 ISO/IEC 27001は、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する世界で最も良く知られた国際規格。ISO/IEC 27001基準は、あらゆる企業が、情報セキュリティマネジメントシステムを構築、導入、維持、継続的に改善するにあたってのガイドラインとなる。ISO/IEC 27001に準拠することは、自社が保有または取り扱うデータのセキュリティに関わるリスクを管理するシステムを整備し、かつ、そのシステムがこの国際規格にあるベストプラクティスと基本原則をすべて遵守していることを意味する。

Nippon Gasesについて

 Nippon Gasesは、ヨーロッパにおける産業・医療ガスのリーディングカンパニーとして、100年以上の歴史を持つ日本酸素ホールディングスグループ(30超の国と地域をカバーする世界第4位の産業ガス、電子ガス、医療用ガスのサプライヤー)の欧州事業の中核を担う。

 Nippon Gasesは、約3000名の従業員(女性割合27%)と共に、13カ国で事業を展開し、15万人以上の顧客にガス供給サービスを行っている。中でも安全性は、最優先事項として、リスク管理、安全方針の遵守により、常に向上を目指す。サステナビリティに向けた取り組みは、顧客、従業員、そして地域社会に対するコミットメントと認識している。