小池酸素工業が中期経営計画「NEXT STAGE 2026」策定

2027年3月期連結売上高570億円、経常利益63億円、経常利益率11%

 小池酸素工業は、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画「NEXT STAGE 2026」を策定した。

中期経営計画「NEXT STAGE 2026」詳細
https://www.koike-japan.com/jp/ir

 主要課題として、(1)世界市場での顧客満足の実現と収益基盤の強化(①魅力ある製品の提供と顧客サービスの高度化を通じた顧客利益向上への貢献、②新たな収益事業の模索)、(2)持続的成長に向けた経営基盤の強化(① 人的資本経営の強化による多様な人材の活躍推進、② DX 推進により、お客様の経営課題解決への貢献と、当社業務のリエンジニアリングを実現、③ サステナブル経営の推進)、(3)資本コストと株価を意識した経営の実現(① 中長期的な視野に基づく成長と経営基盤強化に向けた着実な投資の実行、② 株主還元の強化と株主・投資家とのコミュニケーションの充実)を掲げた。

 目標とする指標は、2027年3月期の連結売上高570億円(2024年3月期実績513億円)、経常利益63億円(同51億円)、経常利益率11%(同10.0%)、ROE10%(同8.5%)、ROIC(経常利益ベース)10%(同9.4%)、配当性向30%以上(同27.5%(予))とした。

 小池酸素工業は1918年の創業以来、ガス・溶接・切断の総合製造・販売会社として世界市場での顧客満足と信頼を獲得することを経営理念として事業活動を展開している。

 2019年に中期経営計画を公表後、新型コロナウィルス感染症の影響による経済環境の急変等を考慮し、2021年に前中期経営計画「POST100&NEXT100 TRY-2023」として施策の一部と計数計画を見直して、企業努力を重ねてきた。その結果、2024年3月期の連結業績は3期連続の増収増益となり、目標とする指標をいずれも達成した。

 同社では「中長期的視野に基づく発展を念頭に、変化し続ける世界市場に向けた新技術・新製品の開発及び販売体制の強化に取り組むとともに、よりグループとしての結束力を高め、変革を実行し、環境の変化に対応してまいります。そのために必要な将来の成長に向けた設備投資、事業領域を広げる投資、DX や人材への投資などを着実に実行し、モノづくりの未来に必要不可欠な存在として新たな付加価値を創造して、社会の持続的発展に貢献してまいります」としている。