星医療酸器 2025年3月期第3四半期連結決算

増収減益、セグメント別の医療用ガス関連事業と在宅医療関連事業は増収増益

 星医療酸器の2025年3月期第3四半期連結決算は、売上高109億7100万円(前年同期比3.1%増)、営業利益13億7200万円(同1.7%減)、経常利益14億2900万円(同2.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益9億6400万円(同3.0%減)だった。通期業績予想と年間配当金予想に変更はない。

セグメント別概況

医療用ガス関連事業

 医療用酸素・医療用二酸化炭素の出荷量は堅調に推移。エネルギーコストの上昇に伴う材料・仕入価格や運送経費の上昇に対応し、適正価格への変更に注力し交渉を進めた。また円滑な組織体制づくりや物流・運送業界における2024年問題に対応すべく人的資源の拡充にも努めた。
 売上高は29億3900万円(前期比4.3%増)、セグメント利益は4億5300万円(前期比7.7%増)。

在宅医療関連事業

 「HOT(在宅酸素療法)」と「CPAP(持続陽圧呼吸療法)」共に好調に推移。
 売上高は49億8800万円(前期比6.0%増)、セグメント利益は6億3100万円(前期比6.9%増)。

医療用ガス設備工事関連事業

 医療ガス設備工事は上期に大型物件の完工もあり好調に推移。配管設備の保守点検業務も安定した売上を確保した。
 売上高は11億8400万円(前期比0.8%減)、セグメント利益は1億6500万円(前期比25.7%減)。

介護福祉関連事業

 介護福祉関連機器のレンタル及び販売部門において、地域包括支援センターや居宅介護支援事業者への継続的な営業活動を図ることによりレンタル売上ならびに販売においても順調に推移した。また、訪問看護事業所は、都内3拠点を事業基盤として地域へのPR活動強化による認知度アップとスタッフの増員など運営体制の充実を図り、順調に推移。
 売上高は8億7900万円(前期比0.9%減)、セグメント利益は3300万円(前期比17.1%増)。

施設介護関連事業

 売上高は2億5100万円(前期比4.3%減)、セグメント損失は600万円の赤字(前期は1600万円の黒字)。