住友精化 2025年3月期通期連結決算
エレクトロニクスガスの販売数量は増加
住友精化の2025年3月期通期連結決算は、売上高1475億7100万円(前年同期比3.2%増)、営業利益107億1200万円(同12.4%増)、経常利益111億0600万円(同8.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益59億6100万円(同3.3%減)となった。取引先に対する製品代金の過剰請求に関連する費用、および機能マテリアル事業の一部製品に関わる減損損失26億5200万円を特別損失に計上した。
エレクトロニクスガスを含む機能マテリアルセグメントの業績は、売上高317億8900万円(前期比12.3%減)、営業利益は26億2200万円(前期比10.0%減)。エレクトロニクスガスの販売数量は増加したが、IRラテックスの事業が終了したことなどにより減収減益となった。
今後の見通し
2026年3月期の通期連結業績予想は、売上高1450億円(前年同期比1.7%減)、営業利益90億円(同16.0%減)、経常利益92億円(同17.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益67億円(同12.4%増)。
吸水性樹脂の販売数量の増加はあるものの、前期と比べて円高を見込んでいることやIRラテックスの事業終了などにより、売上高、営業利益および経常利益は減少する見込み。年間配当金予想は中間配当100円、期末配当100円の合計200円を維持した。