イワタニグループのマルヰ産業、遊休地を活用し大型太陽光発電システムを設置

 岩谷産業のグループ会社で、沖縄県内でLPガスおよびガス機器などの販売を手掛けるマルヰ産業(本社/沖縄、社長/田村正一、資本金/91百万円)は、遊休地の有効活用として、沖縄県今帰仁村に大型の太陽光発電システムによる発電所「北部発電所」の建設を進め、6月より稼働を開始した。

 北部発電所は、マルヰ産業が運営していたガソリンスタンド(北山SS)と、LPガスの供給拠点(北部LPGデポセンター)の解体により、遊休地となる土地を活用して建設を行ったもので、4,264m2の敷地にシャープ㈱製の太陽光パネルを1,204枚設置、発電能力は286.7kW、年間で約318,000kWhの発電量を見込む。

 マルヰ産業は、沖縄県内で50年にわたりLPガスの供給を行っており、これまで販売を手掛けてきたLPガスと、家庭用の太陽光発電システムを併用することが、家庭におけるエネルギーのベストマッチの1つであるとの考えのもと、太陽光発電の販売に力を入れ、これまでに累計94基、588kWの販売実績をあげてきた。

 また、エネルギー生活総合サービス事業者として、安全かつ安定的にエネルギーを供給するとともに、地球温暖化防止のため、CO2排出量の削減に取り組むことが会社の使命であるとし、北部発電所のほか、同社の中部支店(沖縄市)と糸満事業所(糸満市)の事務所屋根にも太陽光パネルを設置した。

 今後は、LPガスおよびガス機器などの販売に加え、自社での発電により、地球環境に貢献する。

<マルヰ産業株式会社の概要> 

 マルヰ産業株式会社は、岩谷産業が51.97%出資する連結子会社で、沖縄県内に本社を含め6ヶ所の営業拠点と、LPガス工場を3ヶ所保有し、LPガスおよびガス機器の販売のほか、建設業などを行っている。 

 岩谷産業は沖縄県内にLPガスの営業拠点を持っておらず、沖縄県内のLPガス卸事業および小売事業は、すべてマルヰ産業に委託していることから、岩谷産業の沖縄における営業拠点としての役割を担う会社。

<北部発電所>