燃料電池バスへの本格的な充てんが可能な「イワタニ水素ステーション 東京葛西」オープン

 岩谷産業は日本水素ステーションネットワーク合同会社(JHyM)と共同で、東京都下水道局が所管する葛西水再生センターの敷地内に、「イワタニ水素ステーション 東京葛西」を建設し、2 月 6 日に開所式を行った。

イワタニ水素ステーション東京葛西

 東京都では、水素ステーションの整備を促進し、FCV(燃料電池自動車)や FC バス(燃料電池バス)の普及に取り組んでいる。その一環として、都有地の一部を活用し FC バス対応の水素ステーションの整備及び運営を行う事業者が公募され、選定された岩谷産業が整備を進めていた。

 岩谷産業が運営するステーションとしては 28 カ所目、FC バスへの本格的な充てんができる水素ステーションに限ると「イワタニ水素ステーション 東京有明」に続き 2 カ所目となる。

 本ステーションは大型車両への水素充てんに対応するため、「液化水素ポンプ」を採用した。このポンプで液状の水素を圧縮することにより、1 時間当たり 5 台の FC バス(15kg/台)への充填が可能となる。(昇圧能力 80kg/h (約 900m3/h))

■「イワタニ水素ステーション 東京葛西」の概要

  • 名称 : イワタニ水素ステーション 東京葛西
  • 所在地 : 東京都江戸川区臨海町一丁目 1 番 1 の一部
  • 敷地面積 : 1,714.5m2
  • 水素供給 : 液化水素貯蔵 (オフサイト供給)
  • 液化水素ポンプ : 昇圧能力 80kg/h (約 900m3/h) ※1時間当たり 16 台の FCV (5kg/台)、または 1 時間当たり 5 台の FC バス(15kg/台)の充填が可能
  • 充填圧力 : 82MPa(メガパスカル) ※1MPa≒10 気圧
  • 主要設備構成 : 液化水素貯槽、液化水素ポンプ、高圧蓄圧器、ディスペンサーなど
  • 特長 : 液状の水素を直接圧縮する昇圧設備を備えることで以下の特徴がある。
    • FC バス等大型車両への本格的な水素充填が可能。
    • コンパクトかつ高効率
    • ポンプ直充填による連続充填が可能
    • 将来、極低温ガスの冷熱を利用し、冷凍機負荷の大幅な低減が見込める