エア・ウォーターグループのホクエイと日江金属が合併

北海道の金属加工事業を行う２社の統合で生産性向上と事業拡大

　エア・ウォーターグループ会社の株式会社ホクエイ（本社：札幌市東区、以下、ホクエイ）と株式会社日江金属（本社：北海道江別市、以下、日江金属）は、両社が北海道で行う金属加工事業において、生産性の向上や新製品の開発を通じてさらなる事業拡大を図るため、2022年10月1日付で統合した。

　統合方式は、株式会社ホクエイを存続会社として、株式会社日江金属を吸収合併する。統合後の会社名は株式会社ホクエイとする。

本統合の目的

　エア・ウォーターグループの北海道における金属加工事業は、2017年12月にカスケードガレージの製造を主とする日江金属がグループ入りし、2022年2月にLPG容器収納庫・灯油ホームタンクの製造を主とするホクエイがグループ入りした。

　両社とも板金加工をコア技術とする金属加工メーカーであり、積雪寒冷地に適した建設・住宅・環境分野における金属加工製品を手掛けている。特に、日江金属は、カスケードガレージが北海道で約70%、ホクエイは、LPガス容器収納庫が全国で約70%、灯油ホームタンクが全国で約30%のシェアを有する。

　今回の統合により、ホクエイ製品の一部を日江金属の工場で製造するなど、両社の持つ技術、人材、販売ルート、設計能力、設備等を一体的に活用して生産性の向上と製品開発力の強化を図り、個人向け住宅関連製品を中心に高付加価値なものづくりを行う企業体への構造転換を進める。同時に、グループが展開する産業ガスエンジニアリングや車体製作などのさまざまな事業分野と連携し、事業拡大を図る。