日本酸素と日酸TANAKA、回転管向けレーザセンシング搭載ロボット溶接システムを共同開発
「サンアーク パイプコントローラ」をレーザセンシング対応ロボットシステムへ拡張、溶接開始位置検出から溶接完了までを自動化
日本酸素は、グループ会社の日酸TANAKAと共同で、回転管溶接向け制御装置「サンアーク パイプコントローラ」をベースとした回転管向けレーザセンシング搭載ロボット溶接システムを開発した。2024年に販売を開始した「サンアーク パイプコントローラ」の溶接条件制御技術に、レーザセンサによる位置検出・追従機能とロボット制御技術を組み合わせ、溶接開始位置の検出から溶接完了までの配管溶接における一連の工程を自動化した。2026年9月開催の「2026国際ウエルディングショー」で、実機による溶接実演を通じて配管溶接の自動化ソリューションとして紹介する。
主な特長
- レーザセンシング機能による溶接位置の自動認識
レーザセンサを搭載し、溶接前及び溶接中に開先形状や溶接位置をリアルタイムで認識する。これにより、溶接開始位置の検出、溶接線への追従、ギャップの検出及びトーチ高さの補正を自動で行い、ワークによるばらつきや位置ずれの影響を低減し、安定した溶接品質を確保。 - サンアーク DS-TIGアドバンストーチとの連携による高速・高能率な自動溶接
「サンアーク DS-TIGアドバンストーチ(以下、DS-TIGアドバンストーチ)」、「サンアーク パイプコントローラ」、ロボットを統合制御。DS-TIGアドバンストーチと組み合わせることで、キーホールTIG溶接を実現し、厚肉配管の高速・高能率な溶接を可能にする。口径200Aステンレス鋼配管Sch40(t8.2mm)において、開先加工の低減によるパス数削減と溶接速度の向上により、従来TIG溶接と比較して溶接時間を約75%短縮する※1。
また、溶接工程を自動化することで、オペレータは配管のセットと運転開始操作を行うだけで溶接を完了できるため、作業効率の向上と省人化に貢献する。
※1 日本酸素の評価条件下での比較結果。母材、開先形状、施工条件などにより効果は異なる。




