大陽日酸、高圧ガス保安力向上サービス「みんなガスシル」提供開始

保安教育動画と危険体感講習、オンラインサロンで自主保安活動を支援

 大陽日酸は2023年4月3日、高圧ガスを安全に利用するための保安力向上サービス「みんなガスシル」の提供を開始した。「みんなガスシル」は、自主保安活動を支援するパッケージサービスで、高圧ガス保安の教育動画を中心に、不適切な取扱いの危険性をリアルに感じられる危険体感講習、安全を総合的に学ぶオンラインのサロンで構成される。サービスの利用には、従業員数に応じた年会費が設定されており、利用人数に応じてリーズナブルに利用できる。

高圧ガス保安力向上サービス「みんなガスシル」

高圧ガス保安力向上サービス「みんなガスシル」ウェブサイト

https://gasequip.tn-sanso.co.jp/product-use-purpose-hoannservice/

 高圧ガスの法規制は行政主導から自主保安重視へと軸足が移っており、企業や大学等研究機関による高圧ガス保安に関する自主的な活動促進が、“高圧ガス災害の防止”という法の目的を達成するには重要になる。

 しかし、コロナ禍以降、「災害を防ぐために高圧ガス保安教育を実施したいが、集合型の高圧ガス保安教育が実施できていない」との顧客の声が多く聞かれている。大陽日酸では、このような悩みを解決するため、本サービスの開発を進めてきた。

 高圧ガス保安力向上サービス「みんなガスシル」は、「ガスシルラーニング(高圧ガス保安教育動画)」、「ガスシルアカデミー(高圧ガス危険体感講習)」、「ガスシルサロン(安全を学ぶオンラインサロン)」の3つを組み合わせ、高圧ガスの取り扱いに関して「安心・安全」に働ける職場作りの実現を包括的に支援するパッケージサービスとなる。

「ガスシルラーニング(高圧ガス保安教育動画)」、「ガスシルアカデミー(高圧ガス危険体感講習)」、「ガスシルサロン(安全を学ぶオンラインサロン)」の3つ

サービスの特徴

①ガスシルラーニング(高圧ガス保安教育動画)

 「ガスシルラーニング」は、すき間時間を活用して高圧ガス保安教育動画がいつでもどこでも視聴できるサービス。集合教育以外の保安教育の一つとして利用できる。顧客から要望の多い、高圧ガスの安全な取扱いに関する説明や操作実演などの動画を数多くラインアップしており、契約の会員企業の従業員であればだれでも視聴できる。

「ガスシルラーニング」のホームページ画面
「ガスシルラーニング」のホームページ画面
動画コンテンツでは基礎から学習が可能
動画コンテンツでは基礎から学習が可能

②ガスシルアカデミー(高圧ガス危険体感講習)

 「ガスシルアカデミー」は、大陽日酸のテクニカルアカデミー(神奈川県川崎水江事業所)で、高圧ガスに関わる危険体感講習を受講できるサービス。

③ガスシルサロン(安全を学ぶオンラインサロン)

 「ガスシルサロン」は、保安力向上をテーマとした様々なセミナーを受講できるオンラインサロン。従業員の安全に関する知識習得、保安力や生産性の向上を図るため、各分野で知見を持つ外部企業や大陽日酸講師による講演会・セミナーなどを定期的に開催する。契約の会員企業の従業員であればだれでも参加できる。