日本海水、海苔・ふりかけ商品を値上げ
2023年7月1日出荷分から、15%~30%アップ
エア・ウォーターグループで塩事業や電力事業、食品事業などを行う日本海水は、2023年7月1日出荷分から、海苔・ふりかけ商品を現行価格から15%~30%の値上げを行う。
2022 年度海苔生産量は、国内最大の養殖海苔産地の九州・有明海において、降水量の減少や赤潮、海水温上昇により記録的な不作で 5 年連続の減産となり、ピーク時に100億枚前後あった海苔の年間生産枚数は半分以下になる見通し。そのために全国的に平均単価も大幅に上昇している。
日本海水の海苔・ふりかけ各製品は、減産に伴う海苔の原料相場の高騰に加え、資材費、燃料費、電気料金等の諸経費の上昇も続く中、現在の価格を維持することが困難な状況になっている。
同社では、生産の合理化、輸送体制の見直し等あらゆる手を尽くして経費削減に努めているが、自助努力による吸収の範囲を越えており、現在の製品の品質維持と安定供給の確保のためにも、価格の改定を避けることが出来ないとしている。