Atomisと八千代エンジニヤリング、インドネシアとマレーシアで業務提携

次世代高圧ガス容器「CubiTan」でスマートガスネットワーク構築

 株式会社Atomisと八千代エンジニヤリング株式会社(本社:東京都台東区、高橋 努 代表取締役社長執行役員)は、インドネシア及びマレーシアを対象としたスマートガスネットワーク構想実現のため業務提携契約を締結した。本業務提携により、Atomisが開発する次世代高圧ガス容器「CubiTan®」を活用し、スマートガスネットワークの構築および運営事業の開発を行い、ビジネス化を推進する。

スマートガスネットワーク
スマートガスネットワーク

 スマートガスネットワークとは、パイプラインによらずにガスが配給され、IoTデバイスを通じてその利用状況が遠隔でモニタリング・管理されるシステム。CubiTan®を活用することで「配送の最適・省資源化」や「残容量把握による利用者の利便性向上」などに貢献できるとしている。

次世代高圧ガス容器「 CubiTan®

 CubiTan®は、多孔性配位高分子(PCP/MOF)を使用して、今まで室温下での圧縮が難しかったメタンガスをナノレベルでコントロールすることが可能なガス容器。これにより、非常に重く大きいガスボンベの小型化・軽量化というイノベーションを実現する。

次世代高圧ガス容器「 CubiTan®」
次世代高圧ガス容器「 CubiTan®」(右)

 多孔性配位高分子(PCP)は金属有機構造体(MOF)と呼ばれ、京都大学高等研究院iCeMS北川進特別教授が1997年に世界に先駆けて開発したもの。金属と有機化合物が規則性を持ち連続的に三次元構造体を形成し、ナノレベルに制御された多孔性を有する物質の総称になる。この分子はマルチファンクションを持つのが特徴で、この機能を利用し、幅広い産業での活躍が期待されている。

※PCP : Porous Coordination Polymer、MOF : Metal Organic Framework