小池酸素工業 2022年3月期第3四半期連結決算

「世界市場での顧客満足の実現」に向けた取組を継続し、売上高は増加

 小池酸素工業の2022年3月期第3四半期連結決算は、売上高298億2300万円(前年同期比7.2%増)、営業利益10億4900万円(同78.3%増)、経常利益14億8800万円(同128.5%増)、親会社株主に帰属する純利益5億3300万円(同5587.9%増)となった。通期の業績予想と配当予想に変更は無い。

 セグメント別の業績は次のとおり。

機械装置

 売上高は94億4700万円(前年同期比4.6%減)、セグメント利益は4億6500万円(同46.6%増)。「2021 KOIKEプライベートフェア」で新製品のフジクラ社製8KW-DBC(デュアルビームコントロール)発振器搭載ファイバーレーザ切断機を中心とした新製品、新技術を発表するなど営業活動に注力した。海外市場では依然新型コロナウイルス感染症の影響により販売活動が制約され、売上高は減少した。

高圧ガス

 売上高は139億1600万円(前年同期比19.1%増)、セグメント利益は11億1400万円(同114.4%増)。主需要先である建設業界・産業機械業界の市況に復調傾向がみられたことにより、産業用ガスの出荷数量は回復基調で推移した。また、医療分野では新型コロナウイルス感染症の影響により、パルスオキシメーター、酸素濃縮器、酸素流量計などの販売が好調に推移し、売上高は増加した。

溶接機材

 売上高は61億7700万円(前年同期比7.2%増)、セグメント利益は3億4100万円(同30.1%増)。溶接ロボットなどの設備投資需要の回復や、労働安全衛生法の改正に対応した作業環境測定や周辺機器の販売に注力したことなどにより、売上高は増加した。

その他

 売上高は2億8200万円(前年同期比40.1%減)、セグメント利益は2000万円(同74.0%減)。海外液晶パネルメーカー向け排ガス処理装置の販売が減少したことにより、売上高は減少した。

PAGE TOP
モバイルバージョンを終了