岩谷産業が、国際持続可能性カーボン認証制度 ISCC PLUS認証を取得

低環境負荷樹脂の取扱い拡大

 岩谷産業は2022年6月、低環境負荷樹脂の取扱いを拡大する目的で、持続可能な製品の国際的な認証の一つであるISCC PLUS認証を取得した。

 ISCC(International Sustainability and Carbon Certification)はバイオマス原料や再生可能原料等の国際持続可能性カーボン認証制度で、マスバランス方式(※1)で製造されたバイオマス原料や再生可能原料由来の製品について、サプライチェーン上で管理・担保する。欧州を中心に広く普及が進んでいる。

 岩谷産業は、低環境負荷樹脂の取扱いを 2010 年より開始しているが、近年高まる環境商材への需要に今まで以上に応えるため、ISCC PLUS認証を取得した。この ISCC PLUS認証の取得によって、認証製品の取扱いが可能となり、より幅広い低環境負荷樹脂の提案が可能となる。

 岩谷産業は、「住みよい地球がイワタニの願いです」を企業スローガンとし、循環型社会の実現に向け環境への配慮を優先する取り組みを行っている。今回のISCC PLUS認証の取得により、マスバランス方式による低環境負荷樹脂の取扱いを開始し、循環型社会の実現を目指していくことで、環境に配慮した事業展開を行う。

※1 マスバランス方式とは、投入した総原料量(インプット)と販売した出荷量(アウトプット)の収支を考慮する方式。バイオマス原料や再生可能原料由来の特性を製品に割り当てることで、環境対応を謳うことが可能になる。