高速道のSAで国内初となる「イワタニ水素ステーション 足柄 SA」が2023年9月15日午後2時オープン

岩谷産業・NEXCO 中日本・中日本エクシスが整備

 NEXCO 中日本と中日本エクシス、岩谷産業は、E1 東名高速道路(東名) 足柄サービスエリア(SA)(下り)で整備を進めている水素ステーションを 2023 年 9 月 15 日(金)14 時にオープンする。高速道路の SA・パーキングエリアでの水素ステーションの開業は、全国で初。

「イワタニ水素ステーション 足柄 SA」
「イワタニ水素ステーション 足柄 SA」
水素ディスペンサー
水素ディスペンサー

 オープン初日には、足柄 SA(下り)利用者に記念のノベルティを配布する。配布日時は2023 年 9 月 15 日(金)14 時~、NEXCO 中日本と岩谷産業がコラボしたオリジナル記念シールを足柄 SA(下り)水素ステーションおよび商業施設ショッピングコーナー「ショッピングプラザ」を利用した者に配布する。(先着 700 名 ※無くなり次第終了)

配布シールのイメージ
配布シールのイメージ

 2023 年 6 月に改定された国の「水素基本戦略」では、2050 年カーボンニュートラルを達成するために、官民での共通認識として必要なビジョンが示された。その中で今後の水素ステーションは、乗用車のみならず、大型商用車などのニーズにも対応し、最適な整備を進めていくとしている。

 NEXCO 中日本は、地球温暖化や気候変動といった地球規模の環境問題の解決に貢献していくため、これまでも「地域環境の保全と脱炭素化への貢献」を経営方針の主要施策に定め、高速道路ネットワーク整備による CO2排出量の削減や EV(電気自動車)充電設備の拡充などに取り組んできた。

 水素ステーションの設置は、さらなる利便性向上と脱炭素社会の実現に貢献するもので、今回設置する足柄 SA(下り)の水素ステーションの利用状況や FCV(燃料電池自動車)の普及状況などを踏まえ、NEXCO 中日本は高速道路への展開を検討する。

 また、岩谷産業は、現在、高速道路外で 53 カ所の水素ステーションを営業中であり、今後も FCV 普及促進、利便性向上を目指し、全国で水素ステーションの整備を進める。

水素ステーションの概要

足柄 SA(下り)位置図
足柄 SA(下り)位置図
  • 名称: イワタニ水素ステーション 足柄 SA
  • 事業者: 岩谷産業株式会社
  • 営業時間: 8 時~20 時
  • 敷地面積: 約 1,000m2
  • 供給方式: 液化水素貯蔵(オフサイト型)
  • 供給能力: 平均 300Nm3/h ※大型トラックにも短時間で充填が可能)
  • 充填圧力: 82MPa(メガパスカル) ※1MPa≒10 気圧
  • 充填口数: 2 口(2 箇所)
  • 所在地: 東名 足柄 SA(下り)静岡県御殿場市深沢字前野原