日本液炭宇部工場が操業開始

生産能力 液化炭酸ガス200t/日、ドライアイス100t/日

 日本液炭は宇部工場を新設し、工期を分けて2022年3月より段階的に運転をすすめていたが、付帯設備を含む全てが完成し2022 年11 月30 日に竣工式を執り行い、操業を開始した。

 日本液炭は、国内の石油精製や化学プラントから副生される炭酸ガスを回収し、液化・精製して、液化炭酸ガスやドライアイスとして販売することで、環境負荷低減に貢献しているが、近年の原料ガスの大幅な減少により、製品需給が恒常的に逼迫している。

 こうした状況下、同社は山口県宇部市のUBE 株式会社から副生される炭酸ガスを原料として製品を製造する宇部工場を新設した。これにより、更なる炭酸ガスの再利用促進と製品の安定供給が確保されるとともに、ドライアイスについては、ユーザーのニーズに合わせた使用形状まで加工できる設備を備えることにより、ドライアイス事業の効率化を進める。

日本液炭株式会社 宇部工場の概要

  • 所在地:山口県宇部市藤曲2575-117
  • 生産能力: 液化炭酸ガス 200t/日、ドライアイス 100t/日